キンモクセイの花は季節感を感じる花という意味では最たるものではないでしょうか。
特に綺麗な花でもなし、香りもトイレの芳香剤みたいな香りで(もっともあちらがキンモクセイを真似たのでしょうか)きつ過ぎるし・・・。それでも、キンモクセイの香りに初めて気付いた日は、ある意味、秋を感じた日と言ってもいいでしょうね。
我が家の庭にはキンモクセイが3本植わっています。庭は私が嫁いでくる前からあったので、どれも30年近く経っている木です。我が家は駐車場が庭と地続きになっていて、玄関から出入りすると遠回りになるので、出入りは庭を通り抜けてテラスから出入りしています。この出入りする場所にキンモクセイが植わっているので、ある日突然、庭に出ようとしてキンモクセイの香りに気付くことになります。
ここ2、3年はどういうわけかキンモクセイが9月と10月に二度咲きをしました。今年もそろそろかな?と思い、木を見上げたら、花芽がついているのに気づいたのが一週間ほど前でした。数日前にはうっすらとオレンジ色になっていましたが、まだ香りは漂っていませんでした。
それが昨日、クリスマスローズなどの植え替え作業をしていて、途中、庭の池の近くに来たら、キンモクセイの香りが強く香っています。今年はどうやら池の向こう側に植わっている株が一番早く咲きあがったようです。
池を渡って、キンモクセイに近づいてみます。やっぱりよく咲いています。
もう1株はボイラーを設置してある小屋のそばに植わっていますが、どうやら主人に最近枝を切られたようで、今年は花を咲かせそうもありませんでした。