雲南サクラソウを育て始めてから、4年ぐらいになるでしょうか。
最初は鉢花で買い求めたのですが、花が終わった後に種を採取して翌年はかなりたくさんの株を育てました。種はプリムラ・マラコイデスなどの種に比べると大きくて扱いやすいです。また、種は大きくてそれほどたくさん採取できないので、個人が採取して育てるのに丁度良いぐらいの量です。
採取した種は自分のところだけでなく、全国の花友さんにもお分けしたり、育った苗を送ったりしました。
そのおかげで、私のところで、うまく種採取できなかった年には、お分けした方から再び種がバックして返って来るという嬉しいこともありました。
昨日、久しぶりで畑の花たちをゆっくり見ていたら、雲南サクラソウの花芽からピンク色が覗いていました。花芽が上がっているのは12月初めから確認していたのですが、この調子だと早ければ今月末、遅くとも2月には咲きそうです。
シネンシスのほうは和名が寒桜というぐらいで、去年も1月末には咲き始めたほどですから、今ごろ花芽があるのはごく普通のことです。
しかし、雲南サクラソウはどちらかというと名実ともに春に入ってから、つまり3月頃から咲き始めるのが例年のことです。
ですから今年の花芽の状態は画期的なことなのです。
たぶん5月頃こぼれ種で育った苗を早めに拾い上げて育苗したのが良かったのでしょう。今年は白いサクラソウとピンクのサクラソウ・・・両方が揃って花盛りになりそうで、嬉しいことです。