このJAは一昨年ぐらいからたまに行くのですが、何より切花がお安いのと、山野草が出品されていて、どれもとても上手に育てられているので、たまに買い求めます。
バイカオウレンはこの鉢植えの株を買い求めた時点では、まだ自生の花を見たことがなかったので、一輪だけ咲いていたのを見て「随分可愛い花だな~」と思って、持ち帰ったのでした。
かって帰って間もない1月18日撮影の画像です。この後で、自生地に群生を見に行き、思っていたよりも丈夫で強い花だと感じました。何より地下茎で増えるのが強みです。自生地は高知の標高百mもない場所ですから、耐暑性もあるはずです。
最近になって、四国に自生しているバイカオウレンはシコクバイカオウレンという変種であると分類されたようです。
私が育てている株も花弁の弦部がコップ状で花柱が湾曲しているようなので、シコクバイカオウレンと考えて良さそうですが、それほど大きな違いとは思えません。
それより何より、花茎もぐっと伸びてきて、伸びやかに咲いている、真っ白な花を見ていると、そんな小さな違いは堂でも良いような気持ちになってきます。
受粉してタネをつけても、花弁(がく片)は真っ白なままで愛らしく、牧野博士が愛した花ということが頷けます。