今日は新しい仲間と高知の稲叢山に行って来た。
新しい仲間とは他でもない4月初めに讃岐富士の頂上で知り合いになったMさんんとそのお仲間。二週間前にも一度、山に誘っていただいたのだけど、そのときは野暮用で参加できなかった。稲叢山は以前から行きたかった山なので、期待してた。この山はアケボノツツジとゴヨウツツジ、それに石楠花やオオヤマレンゲも見られる山なんだよ。
6時半に市内某所で集合。自己紹介をした後、すぐに出発。リーダーは60代初めの男性Uさん。UさんのRV車に今日のメンバー5人が乗り込み、高速をひたすら西に。
Uさんは驚くほど運転が上手で、高速を下りた後、ヘアピンカーブだらけの山道も何の不安もない運転で登山口の稲叢ダムに。左の画像がその稲叢ダムの画像。
私は久しぶりに連れてきてもらう山行で楽チンだ。ダムの周囲に沿って少し歩いた後、植林帯の中の山道を登る。最初からかなりの急登で、私の前を行く女性Mさんがちょっと苦しそう。足元にはチャルメルソウやあまり見たことのないスミレ、スズシロソウなどが見えるが、いつもと違ってパーティーを組んでいるので、立ち止まって撮影と言うわけにもいかない。
しばらくして樹林帯を抜けると雑木林に出る。すぐにアケボノツツジが尾根に咲いているのを発見。綺麗なピンクだね。
日陰のはまだまだ蕾だけど、日当たりがいいところのはかなり咲き始めている。こういう光景を見ると登りのしんどさも吹っ飛ぶよ。
道はいつの間にか気持ちのいい尾根道に変わっているので、風が吹き抜けて涼しい。
ところどころにタムシバの真っ白な花も咲いている。
先週は大川山で見たばかりだけど、この山のほうが標高が高いので、今日も見ごろだよ。
ものすごい展望で、石鎚や笹ヶ峰、瓶が森などがはっきりと見える。こんなに展望がいい日も珍しいね。
記念写真を写した後、今度は別ルートを下る。
左のタムシバは尾根道の傍らに咲いていたものだけど、リーダーのUさんに教えられてタムシバの花びらをかじってみると、ハーブのようなさわやかな味と香り。Uさんは樹木のことからその他いろいろなこと、驚くほど博学でいらっしゃる。
左画像はこれもUさんが剥がしてくれたミズメという樹木の樹皮。この樹皮は湿布になるそうで、なるほどサロンパスそっくりの香りがする。
他にもシャラとヒメシャラの違い、リョウブの木、シロモジやアブラチャンの違い、アケボノツツジの芽の出方など、あらゆることを教えてもらえた。道はこの後、沢伝いのルートを下る。何でも稲叢トンネル横に下るそうだ。
さて、そこで今日の山歩きは終わりだと思ったら大間違いだった。
これから、今度は隣の西門山に登るのだと言う。
前を歩いているMさんは悲鳴を上げている。それはそうだろう、縦走すれば出来るのに、一旦下ってまた登り返すのだから。(^^;)
しかしこのルートでは四国スミレを見ることが出来た。この特徴のある葉っぱは検索したら間違いないね。
とにかく岩場の多い山で、その岩場に貼りつくようにしてアケボノツツジが咲いているのは絵になるが、惜しいことに近づけない。
ゴヨウツツジの木も教えてもらったが、樹皮がまるで松の木と同じようなごつごつした樹皮で、なかなか風格のある木だ。
これに真っ白な花が咲いたらどんなにか綺麗だろうと、想像を巡らすね。
途中、ガレ場っぽいところもあったけど、12時過ぎに西門山に到着。お弁当タイム。
その後すんなりと下るかと思いきや、またまた稲叢山ピーク手前の三叉路まで行く。結局一回りしてきたわけだ。
そこからは洞窟コースと言うちょっと険しいルートを下ったが、このルートも笹原あり、沢あり、岩場ありの変化に富んだコースだった。
下山は結局5時前だったね。
予想してたよりハードな山歩きだったけど、たまにはこんな山歩きもいいかな?
ゴヨウツツジの頃にまた来て見たいが、さて願いが叶うといいけど。