持っていくものがあって、午後2時ごろから実家に向かう。
車だと30分とかからない道なんだけど、お盆やお彼岸以外にはなかなか通らない道でもある。お盆のお墓参りの帰り道ではまだ何も咲いてなかったようだけど、今日はもう会えるだろう。
会えると思ったのは普通のツリガネニンジンだったんだけど、こんな白花が咲いていたよ。
この場所は一昨年も去年も来てるけど、今まで白花は見たことがなかった。今年になって出てきたらしい。ここには20株以上が咲くから、中にはそんな変り種が出るのかも知れない。白花は青花と違ってピントがあわせやすくて、この小さな青花の撮影にいつも泣いている私でも、今日だけは楽勝だ。サイヨウシャジンのつぼ型のフォルムや普通のツリガネニンジンのスマートな形とも違って、ふっくらとしたフォルムは愛らしい。
葉っぱを撮影し忘れたのが失敗だけど、花の形は東赤石山の固有種、オトメシャジンに煮ていると思った。雌しべが長く突き出るところなど、特徴的だね。
勿論、いっぱい咲いているのは普通の青花だよ。ここは田んぼの畦近くで、あぜ道にも咲いているし、その辺の道端にも咲いている。ごく普通の野草だけど、そうは言っても、こうして車をとめて直ぐ横で見れるというのも珍しい。
この株の花は細長い格好だね。
これはごく小さい花を咲かせる野草でキツネノマゴと言う。私の住む市内の川辺の道でも見られるが、こんなに生き生きとした株は少ない。ここは田んぼの直ぐそばなので、適度に草刈がされるし、こういった野草にとってはいい条件が整っているのかも知れない。
このピンクの花はクズの花だよ。クズも山に行くとよく咲いているけど、綺麗に咲いているのは少ない。
ここのは時期が丁度合ったのか、色も綺麗だった。葛の花はとっても甘い香りがするので、今度見かける機会があったら、是非、香りを嗅いでみてね~。