藪といってもこの程度で、冬だからそれほど歩き難いことはない。
しかし、画像を撮っている余裕がなくて、画像はないが、所々でスズタケというのだろうか、背丈よりも少し高い笹が生えていて、これはまさにヤブコギだった。まぁしかし、3年前に実家近くの山で漕いだ藪に比べるとはるかに楽。だいたい登山道のこの辺りに出るだろうと思っていたところに出た。
下りは、一年ほど前に知った新しいコースを利用してみた。
山の南面をほぼ直登しているというコースだ。
道はしっかりしており、赤テープがいたるところに巻かれているので、迷う心配はない。
最初は樹林帯の中を下る。
途中から岩場の下りとなり、画像のようにロープが張ってある。よく山歩きをする人なら、このぐらいの岩場は大丈夫だと思うが、高所恐怖症の人やバランスのよくない人は避けたほうが無難かも。視界を遮るものがないので、平野部が丸見えだ。問題はどこに下りつくかだ。このまままっすぐ下ると、私が登ってきた登山口とは別の登山口に下りてしまいそうだ。下の方でトラバースしているのだろうか?
岩場の終点から植えを見上げるとこんな具合。岩場は登りの方が怖くないものだ。
新しいコースを通ったおかげで、初めての植物に出会った。ジャケツイバラ・・画像は何度か見たことがあるので直ぐにわかったが、この棘たるやすごいものがある。
天を仰いで口をあけたサヤのおかげで種がまだ残っていて4,5粒、採取できた。春には是非花を見にこなくちゃ。
岩場を下ると後はまた普通に樹林帯の道を下る。シュンランを多く見かけた。この山はもともとシュンランが多い山だ。道は思った通り、西に向かいながら下りきると、後はもう少し西に向かって巻き道を進み、もとの登山道と合流。
他にも今日見かけた花・・ショウジョウバカマ。中央のは花芽と思いたいが、この山では株は見かけるが開花しているのはまだ見たことがない。