春がそこまで来ると、スーパーでも春らしい食材が出回り始める。
菜花などは年末から見かけるけど、独活はさすがに年が明けてからでないと見かけないように思うけど、どうだろう?
結婚祝いに、後輩から土井勝さんの日本料理全書というのをもらった。
和食を作るときはもっぱらこれを頼りにしているが、「独活の吉野酢」という酢の物は結婚してそう間もない頃に一度作って好評だったので、それ以来春先になると我家では一度は食卓に上る料理だ。
材料はウド、キュウリ、鶏の胸肉、若布。
鶏胸肉は酒と塩を振ってレンジで5分ほど蒸す。
火が通ったら、手で細かく裂いておく。
ウドは皮をくるりと剥いて、細めの短冊きりにして酢水につけてアク抜きする。(酢が入っているので、色もより白くなる)キュウリも同じく短冊切りに。
若布は灰干し若布が最高だけど、生若布でも塩若布でも(塩若布は勿論塩抜きして)適当に切る。
後は彩りよく盛り付けて吉野酢をかける。吉野酢というのは本来はくず粉でとろみをつけた三杯酢だけど、私はいつも片栗粉で代用している。
ウドのしゃきっとした歯ざわりがいかにも春らしい一品だ。
食べ物話題が出たので、ついでにアップすると、今日、用土を買いに出向いたHCでハコベを見つけた。花苗と一緒にハコベのポット苗を見つけたときはさすがに目が点になりそうだった(^^;)
おまけに、その横にご丁寧にナズナ(つまりぺんぺん草)やスズシロ、ゴギョウなどのポット苗もあって、そのまた隣りには春の七草の寄せ植えが・・・。
七草粥の時期はとうに終ったと思うが、来年用に植えておけということかなぁ?