うちから車で5分も走らない川の土手に、9月になるとツルボが群生すると知ったのは5~6年前だった。小さい頃にもヒガンバナは秋の花として印象に残っているけど、ツルボは記憶にないから、そうそう、どこにでも咲くわけではないのだろう。
淡い紫色の花は園芸種とも思えるほど、なかなか可憐な花だ。
ユリ科。ツルボ属。
今年は比較的最近に草刈されたようで、咲いているのはまだ5,6本だけだった。
それに川の土手が整備されているようで、センダンの木が切り倒され、草が生い茂っていた土手の斜面もブルドーザーでならしたようだ。そのならしたあとにはオオニシキソウやコニシキソウが生えてきている。
野鳥の多い川辺だったけど、環境が変わると野鳥も少なくなるかも知れない。
センニンソウも川辺の近くでたくさん咲くけれど、ここの株は7月末から咲いていたので、既に実になっているのもあった。
画像中央に5つの種をつけたのが見えるが、先っぽに白いひげのようなものがある。確か、これを仙人のヒゲに見立ててセンニンソウと名がついたとか。
代わってこちらはうちの畑で毎年生えてくるタカサブロウ。ずいぶん昔から生えている雑草で、見つけると抜いているつもりだがいまだに根絶やしに出来ない。
キク科の植物で、アメリカタカサブロウという帰化植物もあるそうで、こちらは乾燥にも強いとある。見た目はほとんど同じそうだがうちの畑は乾燥するので、アメリカ・・・の方かも知れない。