秋の盛りの低山散策、その1

10月に入ってから、毎日のように秋晴れが続いている。

今週中に一度、どこかに足慣らしに登ろうと思っていたが、野草友達からお誘いが入ったので、急遽、野草散策に切り替えた。

今日は植物の会の方たちも同行してくださるそうで、、近場の山とはいえ、いろいろな植物の話を聞けるのを期待できそうだ。

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今年お初のセンブリは高知の梶ヶ森で見たわけだけど、2番手はこの低山で思いがけず見られた。

もともとセンブリは里山などに多いと聞くが、まさにそんな感を深くした。

今日は二箇所でセンブリを見かけたが、最初に見た場所では日当たりがそれほど良くないのか、蕾が多く、ようやく2輪ほど咲いている株を見つけた。花弁のラインの色が濃くて梶ヶ森で見かけたものに似ている。

Dsc00937_2 別の場所で見かけたものは、竜王山で見るのと良く似た花で色白で花弁のラインの色も淡い。

ちょうど蟻が来てお食事中だった。アケボノソウは蜜腺が緑の模様にあるけど、センブリでは花弁の基部に蜜腺があるそうな。

それにしても秋の陽射しを浴びて真っ白に輝くような花。この花が、あんなにも苦い薬草だとはとても信じられない。

Dsc00938_2 植物の会のHさんのお話では、私の実家の程近い山にもセンブリが多く自生するそうだ。

二年草のセンブリは種が芽生えた一年目には花を咲かせることは出来ない。しかし、まだまだ小さい幼苗があちこちで育っていたから、きっと来年もこの場所で花を楽しむことができるだろう。

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