2年前の10月半ば過ぎに、たまたまこの山に登ったら、アサマリンドウとセンブリが尾根道に咲いていた。去年もセンブリが咲く頃にと思い、10月20日に登ったのだった。
しかし、今日はまだ10月1日。センブリはまだまだ蕾だったが、アサマリンドウのほうは多くの花を見ることが出来た。むしろ今頃のほうが見頃なのかも。
車を停めた場所から尾根道にはものの5分と歩かずに着くが、そのアスファルトの道路沿いに呆気なくサマリンドウを見ることが出来た。いつもだと1時間以上歩いてようやく対面するので、なんだか拍子抜けだ。
稜線の北側のすっぱりと落ちた斜面の林床にはたくさん咲いていた。
薄暗いのでフラッシュを炊いて撮影してみた。
この場所は木が切り払われていて明るいので、実際のアサマリンドウの色がわかると思う。
リンドウ科リンソウ属。
アサマというのは三重県の朝熊山に由来するが、学名はGentiana shikokianaとなっていることが示すように、四国の代表的なリンドウでもある。
春にはチゴユリが咲いていた場所に今ではちょうど、アサマリンドウが咲いているようだ。
雨が降っていて陽射しがないので、花が開いてないが、あちこちでいっぱい咲いている。
これは一度だけでは勿体無い、やはりもう一度センブリのお花見も兼ね、晴れた日に来てみたいものだ。
花が開いているところを見るのはなかなか難しくて、たいていはこのように閉じていることが多い。
それにしても近場のこの山でこんなにたくさん咲いているとはあらためて驚いた。