途中、ダンコウバイの枝がかなり切り払われていて、あちこちに落ちていました。
ここは国定公園か何かに指定されているので、時折、管理の方が草刈などをされるのです。
ダンコウバイは壇香梅と書かれるように花芽の形がまるで梅にそっくりですね。コロンとした愛らしい芽は私の大好きな形です。切り落とされたその枝を帰りにもらって帰ろうと話していたのに、結局、帰りは車道を歩いたので、持ち帰れませんでした。残念。
12時ごろ、車道との出合いで、一旦、休憩を入れます。空は雲もありますが、青空も見えているという具合です。
ノリウツギがドライフラワーになっているのが、背景が青空だと意外に綺麗です。
登山道の様子です。強い陽射しではありませんが、それでも登りにこれだけの陽射しがあると、風もないので汗をかくほどです。上に厚手のウインドブレーカーを着込んでいたRさんは、早々に脱ぎました。私はユニクロのフリースのタートルネックの上から開襟の登山用のシャツです。
登り始めたときにも見かけたのですが、何かの植物が種子をつけています。草丈は30センチほど、まるでユリ科の植物のような種ですが、それが何の植物なのかわかりません。Rさんとああでもない、こうでもないと植物談義しますが、結局、決め手がないまま。草丈はホトトギスぐらいですが、この場所に秋にソクシンランが咲いていたことは憶えがありますが、ソクシンランとは葉も花のつき方も違うようです。
10分ほどの休憩の後、再び、歩き始めます。Rさんは去年の11月にカメラを一眼デジに買い換えたので、それを三脚なしで使用していますが、何とか山歩きでも使えそうだとのこと。アサヒ・ペンタックスの一眼デジで手ぶれ防止機能がついているそうです。私もそのうちに一眼デジを買う日が来るのでしょうか?
道はやがて、杉の植林地帯に入ります。いつも8合目までは車で登ることが多いのですが、この付近は、ショウジョウバカマの様子を見るために、車を下りて歩くことが多いです。
杉林の林床にはショウジョウバカマが多いのですが、薄暗いので開花にいたる株はそのうち半分もありません。
だけど、もうしっかりと花芽を持った株もかなり見受けられます。
この杉林を登りきると、いつも車を置く8合目ですね。
12時40分、いつもの場所に出ました。ここからは、自然林の気持ちよい道です。
林道沿いにボタンヅルの綿毛が見えています。
ボタンヅルの綿毛ってこんなに遅くまで
残っていたのでしょうか。この後も何回もボタンヅルの綿毛に出会いました。