時刻はまだまだ1時を回ったばかり。どこかでお昼でもということになり、とりあえず北上することになりました。
途中、Hさんが15年前に訪れたことがあるという野草の観察できる場所があって、私も大体の位置は知っていたので、立ち寄ることにします。
少し歩いただけで、川の対岸にもミスミソウらしき株がたくさんあるのがわかります。
中にはこんな風に花を咲かせ始めた株もありました。Hさんはオオミスミソウと仰っていましたが、岡山在住でいらっしゃるヨックモックさんからケスハマソウとの御教示をいただきましたので、ケスハマソウとさせていただきます。
香川のケスハマソウは割合乾燥したところに生えていますが、こちらでは湿った場所に自生するようです。色は白が多いとのことですがこの日、咲いているのを見かけた2株もやはり白い花でした。
道端に葉が見えたので、上にかぶさっていた落ち葉をどけたら、下から白い花が出てきました。まるでキノコを探すときのようですね。
ユキワリイチゲノ蕾もちらほらと見えます。香川で私が見に行っている場所より日当たりが悪いので、花は少し遅いようですね。
しかし、葉があちこちに見えますから最盛期にはケスハマソウとユキワリイチゲとでさぞかし綺麗でしょう。
オオバイカイカリソウの葉も紅葉しています。こちらで見かけるバイカイカリソウよりも葉がひと回り大きいですね。
その他、画像は失敗しましたがスズシロソウも蕾を持っていましたし、Hさんのお話では、以前はレンプクソウも見かけたそうです。
後で検索したところ、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウなども次々と咲き、野草好きには魅力的な場所のようです。橋を渡らなくて済むなら、毎月通いたいところですが、残念。
帰りには滝に寄り道していきました。河原にも石灰岩の石ころがいっぱい落ちていて、この辺りはほんとに石灰岩で出来ているのだな~とよくわかります。
石灰岩のせいで植生も特殊なので、植物好きの方が岡山にはよく見えるそうです。
帰りのインター近くで見かけたアセビはすでにかなり咲きあがっていました。
気のせいか、四国で見るのより、葉が分厚いようでした。