中央に一番高く見えるのが西赤石山(1626m)でしょうね。山頂部分はなかなかガスが取れなかったのですが,辛抱強く待っていたら,一瞬ガスが取れました。ここ銅山越からだとコースタイムは1時間40分になっていますが、それほどきついコースではなかったように思います。何より展望は良いし、ホソバシロスミレやクワガタソウが咲いていて楽しい道でした。
↑画像下のほうに石積みが見えますが,その直ぐ手前が十字路になっていて向かって右が日浦方面,左に下れば銅山ヒュッテ方面に行くようです。石積みは無縁仏を供養しているとか・・。
珍しく,新居浜の町から海までが見渡せました。肉眼では瀬戸内海がはっきりと見えたのですが・・・。町並みが途切れた辺りが海です。
充分展望も楽しんだので,13時半、下り始めます。銅山越直ぐそばで咲き残っていた山ツツジが鮮やかです。なぜか虫に食われていますが・・。後はノンストップで下りました。ダイヤモンド水で休憩しようと思いましたが,40人ほどもの団体さんがいましたので、これもパスです。
登りでなんだろう?と思ってみていた花がまた咲いています。葉っぱは去年見た、ウメガサソウにそっくりです。ウメガサソウの花はまだ咲いてないので,蕾でしょうか?
帰宅していろいろ調べたら、やはりウメガサソウの蕾でした。薄い緑色の花に見えるのは、どうやらガクのようです。それにしてもえらくガクが目立っています。
登山口には14時50分に着きました。
日浦に下ってくる頃にはまた青空になっていて、暑いぐらいでした。お昼を食べていたときには肌寒かったのが嘘のようです。
先ほどダイヤモンド水で見かけた団体さんは、兵庫から社内旅行で見えている方々のようです。社内旅行で、こんな山登りもどきのこともするのですね。
時間が早かったので、帰りに「ゆらぎの森」というところに立ち寄ってみました。ここでも先ほどの団体さんと鉢合わせです。彼らはここで一泊するようでした。山草園やロックガーデンなどもあるようでしたが,特に見学はしませんでした。やっぱり、山に自然に生えているほうがずっといいですものね。
「ゆらぎの森」から別子ラインに出るまでの道からは二ツ岳がくっきりと見えました。またいつか登ってみたいと思っている山です。
帰りは少し眠くなったので、Hさんに運転を少しだけ交代してもらいました。彼女は私よりも運転歴も長く安心して任せられますので、助かります。
オオヤマレンゲは没になりましたが、思いがけずアカモノの良いお花見が出来ました。今まで4回か5回登っているうちで、これほどアカモノが見事に咲いているのは初めてで、山はやはりいつ来ても、何かしら楽しめますね。Hさんが喜んでくれたのは言うまでもありません。