クモキリソウとツチアケビ

林の中を歩いて出てきたら、林の縁にクモキリソウが群生していました。

7月の山ではヤマサギソウやクモキリソウなどの地味なラン科の花をよく見かけます。

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ラン科クモキリソウ属。スズムシソウジやガバチソウなどもよく似た仲間らしいですが,私はなぜかクモキリソウしか見たことがありません。そう言えば、コクランもクモキリソウの仲間らしいですが、葉っぱは低山でよく見るのでうが、まだ花を見てませんね。この時期はどうしても低山を歩く機会が少なくなるからでしょうか。

P1120276_2 葉が分るように撮影してみました。葉は2枚葉でわかりやすい葉っぱをしています。銅山越えで見かけた葉っぱとよく似ています。

全体が緑色をしていて、マクロ撮影しづらいですね。

唇弁がくるりと反り返っているのが特徴らしいです。

P1120283 そのくるりとした形がご覧になれますでしょうか?

こういったランの仲間は1株見つかればたいていは数株がかたまって咲いています。このときも6,7株の小群生を2回ほど見かけました。

漢字では雲切草と書きますが、何が語源なんでしょうね?

P1120232 こちらもラン科でツチアケビの蕾です。ラン科ツチアケビ属です。私の図鑑には「山地の林内や笹薮などに生える葉緑素を持たない腐生植物」とあります。今まで何度か見ていますが、今度のように蕾の時やすでに実になったときなど、なかなか花の見頃にお目にかかれません。

まるで小さいバナナのような異様な実を見たのが初めての出会いでしたが、花は思っていたより綺麗です。

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