登山道沿いには花が途切れることなく咲いていて、撮影が大変でした。
前回と前々会の仙丈ケ岳や北岳の時にはカメラを持参しなかったKさんですが、今回は息子さんのデジカメを借りてきたそうで、私ほどしょっちゅうは撮りませんが、それでもかなり撮影しているようです。私も去年は以前のデジカメで撮影に時間がかかりましたが、今度のLUMIXはバシャバシャ撮影できるので、あっという間に100枚も200枚も撮影してしまいました。
今回の山歩きでツマトリソウは何度も見かけましたが、いちばん気に入っている画像です。
ツマトリソウは花弁の縁がほんのり紅を刷いているのでツマトリソウという名があります。そのツマトリソウの名にふさわしい花です。これも朝方の雨とガスで花弁がしっとりと濡れていて、なんとも言えず美しかったです。
草つきにはハクサンイチゲの花も見えます。
あまり見たことがない花だな~と思って撮影しましたが、帰宅して調べるとダイモンジソウみたいです。四国ではジンジソウはよく見るのですが、ダイモンジソウの自生は初めて見ました。売られているダイモンジソウに比べるとずいぶん素朴で、やはり原種の花ですね~。それにしても標高2500以上の場所で咲くとは、意外でした。
北アルプスの定番の花、コバイケイソウです。雪渓が融けた後からどんどん咲きあがるようです。
なにやら真っ白な花が・・・。最初はてっきりチョウノスケソウだと思ったのですが、それにしては葉っぱが3裂しています。チョウノスケソウの葉っぱは一枚葉だったはず・・・・。と思ったら、初めて見るノウゴウイチゴなのでした。清楚で綺麗な花ですね~。
四国の西赤石山にも群生するツガザクラがここ北アルプスでも咲いています。しかし、北アルプスのツガザクラは一部で咲いているだけでした。
やがて、ガスが切れて青空が見え始めました。その青空の下には北アルプスらしい、雪渓と緑が美しい山々が見えます。思わず、歓声を上げてしまいました。