山頂付近には小さな池があります。しかし、今年は8月からこっち、9月半ばまで、ほとんど雨らしい雨が降らなかったので、干上がっています。去年もこの池で見たヘラオモダカなどが咲いているかどうかが心配でした。
こんな花が咲いていました。初めて見る花ですが、ツル性の植物です。もしかしたら、カモメヅルというものかも知れません。色はごく濃い茶色でほとんど黒といっても良いような色です。クロユリの花の黒ですね。帰宅して調べたら、やはりタチカモメヅルでした。花色が黒いのでクロバナカモメヅルとも言うようです。こんな色の花はシックでとても好きです。
葉っぱも入るように少し引いてみます。ガガイモ科の花とあって、葉っぱはどことなくガガイモの葉っぱに似ています。それにしてもガガイモ科の野草はそれほど多くはないと思うのに、一日に二種類も見られたの幸運でした。
全体の様子です。茎は立ち上がって、先のほうでは何かに巻きつくそうです。
湿地に咲く花のようなので、自生地が限られてしまいます。いつまでもこの場所で咲いて欲しいものです。
心配していたヘラオモダカもちゃんと咲いていました。去年は近づけなかったのですが、今年は近づいて撮影することが出来ました。
小さな花ですが良く見ると綺麗な花です。
夏の終わりから秋の初めに掛けて、低山ではどこにでも咲いているヤブランも咲いています。ありふれた花ですが、綺麗な色ですね。
低山から高山まで幅広く見ることのできるツルリンドウはこの山でも勿論咲いていました。
同じツルリンドウですが、こちらの花はピンクでした。蕾もピンクなので、咲き終わってピンクに変色したというわけではなさそうです。