きちんとした山歩きは約一ヶ月ぶりで、一本目は調子がなかなかつかめません。夏場は水分を2リットルも持つのに、今回は半分の1リットルと言うこともあって、ザックがやけに軽く感じて、ついついハイペースになってしまいます。歩き始めは意識的にスローペースぐらいのほうが、ほんとはいいのです。
豊後付近からは道も平坦なところが多くて、楽に歩ける場所です。天気が良いときはこの付近から山頂が見えるはず・・・。
案の定、見えました。ガスがかかったり曇ったりしている日は勿論見えないですが、展望があるというのは何にもましていいものですね。
山道の傍らで咲いていたゲンノショウコです。
最初の水場の近くにジンジソウが咲いていました。ジンジソウを見るのは3年ぶりぐらいなので、嬉しくなります。
四国の山ではダイモンジソウよりもジンジソウのほうが圧倒的に多いです。
こちらはトチバニンジンの実が落ちたもののようです。
ルートは山の東斜面をぐるりと巻いていますが、やがて緩やかなカーブを回り込むと展望がひらけます。
この辺りから八間の滝の轟々と言う水音が聞こえてくるはずです。
山肌はまだまだ全体としては緑色ですが、中に赤や黄色もちらほらしているようです。
木の間越しに八間の滝が見えてきますが、滝までは300mほど離れていて、木が邪魔をするので、なかなか全貌は見えないのです。
前日までの雨のせいで水量は多そうでした。
危険な個所にはこんな風に手すりや橋のような木道がかかっています。東赤石山にはこんな場所が何ヶ所もあります。
アケボノソウが見えますが、花は終わってすでに実になっています。
ツルアリドオシか何かの実かな?と思っていましたが、帰宅して調べるとアクシバの実のようです。アクシバは花をまだ見たことがないのですが、来年の花の時期にここに来れば見られるという訳です。草丈は20~30センチで思っていたより小さかったです。ツツジ科アクシバ属です。
フユノハナワラビが1株だけ生えています。今までは胞子が緑色のものばかりでしたが、さすがに山奥までくると、茶色く色付いています。
この付近はアサマリンドウの花やツルリンドウの実も多くて、花の好きなものにはなかなか楽しい道です。アップダウンがあまりないのも良いですね。