さて、いよいよ最終月、12月です。今まで12月の野山の花といっても、精々、木の実とか休耕田で咲いているホトケノザを撮影するぐらいでしたが、今年は12月の初めに高知に行って、まさしく南国高知の冬の花状況を見る機会に恵まれました。
去年も行きたいと思いながら、果たせなかった高知散策ですが、今年は12月中に、幸運な星の巡り合わせか二度も行くことが出来ました。
特に見たかったのはアシズリノジギクでした。高知のちょっとした海岸ではノジギク、ツワブキ、アゼトウナなどが群生しており、12月の野山は寂しいものだという概念を大きく覆してくれました。
ウスベニニガナは野の花には珍しいパステルピンクの花を咲かせます。そこだけが異次元の空間のような不思議な色合いです。
ひょんなことから高知在住の方に紫千部地の自生地にも案内していただきました。
高知の方は、噂には聞いていましたが、実際、気さくでとても素敵な人が多いと思いました。
ヤナギノギクという蛇紋岩地特有のノギクも見ることが出来ました。
良くあるマムシグサの実とはちょっと違う、ムサシアブミの実は海岸近くで見かけました。
高知の南西部には自生のサザンカがあることも初めて知りました。
一日に500キロ以上走った甲斐があって、ツメレンゲの群生を見ることも出来ました。
厳しい岩場にはハマナデシコ、アシズリノジギク、ツルソバ、アゼトウナ、ツメレンゲなど、12月とは思えないほどの種類の花が華やかに咲いていました。
この光景を見るだけでも、はるばる高知の最西端に来て良かったと思ったことでした。
デパートなどで買い物をしたり、美味しいランチに興じるのも良いのですが、山に登ること、花を見て歩くことは、お金を使うだけでは得られない、真の充足感を与えてくれます。来年も、毎年会う花に会いに行き、状況が許すなら、新しい花との出会いも楽しめたらな~と思っています。