県境の山へ、その4、ヒゴスミレ

アワコバイモを撮影し終わり,場所を移動することにしました。

途中で、もう一箇所のアワコバイモの自生地を見ておこうと思い,車をとめました。駐車場では、毎年、スミレが群生するのですが、3月半ばにはまだ咲いてなかったのが、たくさん咲いていました。

P4079275

このスミレは毎年,この場所でよく目にするスミレですが、私はてっきりノジスミレだろうと思っていました。Mさんもこのスミレに目をとめて,葉っぱを確かめたりされています。「何スミレだと思います?」とお訊きしたら「コスミレでしょうね」という返事が返ってきました。私はびっくりしました。コスミレといえば,色がどちらかというと淡い色で、もっと大型のしか見たことがなかったからです。

P4079274 画像を十分に撮らなかったので失敗だったのですが、確かに葉の感じがコスミレのようですが、このスミレがコスミレだとは、自分ではとても判断できなかったと思います。

やっぱりスミレは奥が深いです・・。

P4079276 直ぐ近くにはこれまた紫のスミレが咲いていましたが、これは迷うこともないでしょう・・・マンジュリカでした。

しかし、アワコバイモのもう一つの自生地は、こともあろうに、盗掘に遭ったようで、去年は数十株咲いていたアワコバイモがほとんどすべて無くなっていました。3月半ばに様子見にきたときには咲き始めたばかりの小さな株がいくつか確認できていたのに、これもショックでした。山友達のTさんの知人がこの場所で、堂々と盗掘している人を見かけたそうです。コバイモの類は種から開花株になるまでに4年ほどかかると聞いています。この前のユキワリイチゲといい、私はひどく腹が立っているので、もし盗掘している人に遭ったら、今度からは絶対に注意するつもりです。

ここでのアワコバイモの撮影が駄目になったので,次の場所に移動しました。

P4079280 4日前に比べるとシハイスミレがたくさん咲きあがっています。

しかし、ケスハマソウは残念ながら、日照不足で開いていません。ユキワリイチゲと同じで,二時間ほど日に当たらないと開かないようです。

P4079281 シハイスミレの距を上から撮影しました。距は細くて上に上がっています。花と距が赤味が強いのでシハイスミレはほんとに目立つし、よく見分けがつくスミレです。

綺麗なスミレだと思います。

P4079278

シュンランはこの前来たときにも咲いてましたが、それほど咲き進んだと言う感じはありません。

P4079284Mさんが何か見つけられたようです。行ってみるとハグロスミレです。

ハグロシハイスミレは,去年の4月半ばにこの山で,たまたま見つけたスミレです。このときも葉っぱだけはなんとか確認できたのですが、Mさんが開花株を見つけられたのでした。さすがに野草観察歴15年の実力はすごいですね。

ハグロシハイスミレは葉の色と花の色がとてもマッチして美しいと思います。シックなスミレですね。

P4079283 確か,この付近にはトリガタハンショウヅルも咲くはずと思い、探してみたら、丸っこい花芽がすでについていました。4月末には間違いなく咲いてくれるはずです。

P4079289 いつもフワフワの真っ白な綿毛みたいな種が飛び始めてから気がつくヤマヤナギです。今回は木の生えてぇいる場所がわかっていたので、花芽を撮影してみました。

P4079291 最後に斑入りシハイスミレを見ようと,もう一箇所に寄ってみます。残念なことに斑入りシハイの葉っぱが全然見られなかったですが、Mさんがヒゴスミレを見つけられたのでした。私はヒゴスミレの葉っぱだけは香川や徳島の山で何度も見ているのですが花が咲いているのはこのときが初めてでした。自宅でも育てているヒゴスミレが、こうして県境の山に咲いているのはちょっと感激でした・・・。

P4079295 画像がちょっと失敗ばかりでした。今週末にまた行くことになると思いますので、そのときにはしっかりと撮ってきたいと思っています。

植物にとても詳しくていらっしゃるMさんをご案内することで、期せずして植物についての深い知識と素晴らしい観察眼に触れることが出来て、私にとっても、とても有意義な一日になりました。

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