6日に紫雲出山に来たときには真っ白に見えるほど見事だったスズシロソウですが11日にははや見頃は過ぎていました。途中、それでも良く咲いている場所で画像を撮影します。
スズシロソウを最初に見たのはもっと高山でのことだったので、こんな低山に大群生するのを見て、最初はびっくりしたものです。
この日は天気も良くて、例の如く、白い花の撮影には苦戦しまくりの私です。帰宅してから画像チエックしたら、真中にバッタだかキリギリスだかのおチビさんが写っててびっくりしました。こんな時期にもう出てくるんですね。
ホタルカズラはスズシロソウとは逆で、桜の咲き終わる頃に開花し始める花です。
桜がまだ咲いている時期はどちらも一緒に楽しめました。
日当たりの良い場所では、これもホタルカズラと同じ頃に咲き始めるコバノタツナミソウが咲き始めています。
海に近い低山では御馴染みの花で、大群生する場所もありますね。
スズシロソウ、ホタルカズラ、コバノタツナミソウの咲いている道路法面の上を見上げると桃の花が咲いていました。桜よりは開花時期が長いような気がします。
山頂の駐車場に着きました。山すそではすでに散り始めていた桜も山頂ではまだまだ満開です。
週末にはたくさんの人出で駐車場は満車になるでしょうが、平日とあって、第一駐車場に30台ほどとまっているだけです。
駐車場から山頂までは歩いても5分~10分です。6日に来たときにはスズシロソウで真っ白だったところが、この日はスミレのほうが目立っていました。
道路のカーブしたところにはオドリコソウが咲きますが、日当たりが悪いので、花はまだチラホラと咲いているだけです。
去年、紫雲出山に来たときにはヤブツバキの印象がなかったので、今年は特別にヤブツバキの花が遅いようです。
6日にはまだ散っていなかったヤブ椿の花がたくさん落花していて見事でした。
撮影していたら、丁度、若い夫婦が小さな女の子を連れて下ってきました。
女の子も、ヤブツバキの落花に驚いたようでしばらく眺めていましたが、やがて、かがみこんで花を拾いはじめました。片手にはタンポポの花を一輪握り締めています。この子は花が好きなのでしょうね。
若いお父さんとお母さんに「早く行こうよ」と言われたようですが、それでも名残惜しそうに、椿の落花を眺めていました。
椿の落花の周囲にはこれまた桜の花びらが散っています。桜と椿の両方の散った様を見られる年は珍しいと思いました。
山頂では、桜が満開でした。