前日に高知在住のNさんからおおよその場所は聞いていたものの、広い山のどの辺りにいちばんカザグルマが咲くのかがもう一つかわらず、携帯電話をかけて尋ねてみました。その結果、おおよその場所がわかったので、再び車を走らせます。
車から淡い紫の花がかなり咲いているのが見えます。
先ほどのは白い花でしたが、これは綺麗な紫で、園芸種として庭植えされているのと比べても何の遜色もありません。花の直径は10センチはあるでしょう。ずいぶん人目を引きます。
車道上でサ来ているカザグルマです。これは花弁が6枚でした。色はかなり淡い紫です。
丁度目の高さで咲いている花がいくつかあって、撮影しやすかったです。
これも紫色の花です。
沢のほとりが藪になっていて、トサミズキに絡まって咲いている花です。これは近づけないので望遠で撮りました。
これもトサミズキなどの木に絡まって、上の方で幾つも咲いています。
この付近の花はNさんがその前の週に見頃だったと言っていた場所に咲いていたもので、私が見たときには、やはり少し花が咲き進み過ぎていたと言うふうでした。
画像右下の葉脈がしっかり出ているのがトサミズキです。トサミズキは高知の蛇紋岩地にのみ自生する樹木で、この山にはびっくりするほど生えていました。花の時期にはさぞかしと思われます。尚、トサミズキは自生は蛇紋岩地に限られますが、庭植えする分には土質を選ばず、現に我が家でも元気に育っています。
藪の中でもこんな具合に咲いています。後方の木はユズリハでしょうか。
この花は七弁ですね。
4~5mの高さの木の上で咲いているので、下から見上げてしか撮影できなかった花です。
下から見ると花弁の紫の筋が透けて見えて、それもとても綺麗で洒落ていると思いました。
遊歩道を歩きながら見るのも良いですが、車道から車に乗ったまま見られる株もずいぶんあって、驚きました。でも、これが自生だと知らなければ、誰だって、植栽されているものと思ったでしょうね。
来年は見頃の頃にきて見たいものですが、他の花のお花見も忙しい時期なので、スケジュール調整が難しそうではあります。