雨のせいで水量は多く、沢の水が白く渦巻いていて迫力満点です。去年の6月末には綺麗に咲いていたアワモリショウマは今年はまだ咲いていません。↑画像の沢のほとりの岩場に見えているい緑の葉っぱがそうです。
ヒメレンゲやコチャルメルソウの花後の赤い実も可愛くて撮影しましたが、暗くてどれも失敗でした。10分ほど休憩して、軽くチョコレートなど食べて出発です。ルートはここで沢コースと尾根コースに分かれるのですが、同じ道を登って下るのはつまらないので、先にどちらから登るか思案します。雨が降っているので、下りで沢コースが増水し渡渉できなくなるのでは?という心配がちらと横切りますが、それほどの雨量ではないので、多分大丈夫だろうと思って、尾根コースから登り、下りは沢コースを取ることにしました。尾根コースは展望も比較的よくて、最後のほうの自然林が綺麗なので私のお気に入りのコースです。
分岐を過ぎて直ぐに、丁度下の谷を見ると、大きなサワグルミの木が見えます。
サワグルミの花が丁度咲いていて、望遠で撮影してみました。
昔、何も知らなかった頃、このサワグルミの木をナナカマドの木と勘違いしていたほど無知な私です。
意外にも今年初めて撮影したコナスビの花。そう言えば一昨年夏に来たときもここで咲いていました。
香川の山では5月初めに見かけたナベワリが、ここでも咲いていました。暗いのと花が小さいのとで、ろくな画像ではありませんが、こんなところにも咲くのですね。
この後、道はしばらく植林帯の中を歩きます。
やがて、、右側に小さな滝状の沢が見えてきます。この沢の付近もいろいろな植物が見られます。
また手前のイワにはイワタバコもついていました。
コゴメウツギの花が咲き始めていました。ウツギとはつきますがバラ科の花です。
コガクウツギはこの時期、どこの山でも見かけますが、ここ東赤石でも登り始めから、ずっと咲いています。この株はまるで地を這っているような株でした。
先ほどの沢を通過すると、道はまた植林帯の中を歩くようになります。この植林帯歩きが結構退屈ですね。しかし、下草にはアサマリンドウやツルリンドウがたくさん生えているので、それらの花の時期には楽しめると思います。また、少しですが、ヒゴスミレの株も見かけました。9時40分、植林の杉林の中で二本目の休憩を取ります。少しおなかが空いたので、おにぎりを一つ食べておきます。やはり10分ほどの休憩時間です。
やがて植林と自然林の境になっている小さな沢を渡ります。通過時間は10時です。その沢に真っ白に花をつけている樹木を見かけました。どうやらヤブデマリのようです。西赤石の登山口の日浦から遠目に見えていた白い花と同じようです。四国ではあまり見かけません。オオカメノキとよく似ていますが、こちらは落葉低木で樹高はあまり高くはならないようです。