エゴの木は最近では庭植えによくされているので、庭木としてみたほうが早かったのですが、四国の山でも良く見かける木です。
いつものフィールドでよく行く山にも実はエゴが多く、でも結構大きな木が多いので、車道に真っ白に落ちている落花で、そこにエゴノキがあると知ることが多いです。
つい一週間前にもこの道を通ったばかりなのに、そのときは全然気がつきませんでした。山に通っていると、わずか一週間でも変化が多いことを知らされます。
このとき見かけたエゴは特に最高の状態だったようです。エゴは大きいものでは樹高7~8mという大きなものを見かけますが、この木は高さ5m弱ほどで、まだ伸び盛りという感じでした。それだけに花つきの見事さは目を引くものがあります。
エゴは特に花が下向きに咲くので、下から見ても見ごたえがありますね。
白い花が無数にぶら下がっています。
エゴと言う名前は果皮がえぐいことに由来するそうです。「このえぐ味は果皮に含まれているエゴサポニンという成分の味で。果皮をすりつぶすと泡だって石鹸の代わりになる」と私の手持ちの簡単な樹木図鑑に書いてあります。
実は3年程前に花友さんにエゴの種をいただいたので、ポットに埋めておいたら、翌春にはたくさん発芽しました。同じ頃に、ご近所の庭植えのエゴも種をいっぱい近くの路地に落としていたので拾ってきて播いて置いたのですが、そちらもよく発芽したのです。
一年程前に、その育った幼株を我が家の畑に3本ほど植えてみたら、特に手入れもしないのに大きくなって、今は1m近くの高さになっています。残りの株も友達に分けて差し上げたら、大きくなっているようで喜ばれました。
来年ぐらい花が咲かないかな~と楽しみにしています。
おまけ画像で、このときのエゴノキの近くで見かけたカタツムリです。我が家ではもうカタツムリはあまり見かけなくなりました。
こんな光景も面白いものです。