今年は7月のアルプス行きで下道を走ったおかげで、ひるがの高原付近でもシモツケソウのお花畑を見ることができたので、これでこの夏二度目のシモツケソウを楽しむことができました。
この付近の花は見ごろをちょっとだけ過ぎていて、これも実になり始めているようでした。
トラバース道をまっすぐ西に歩けば赤石山荘に行きますが、山頂方面へは分岐を北に曲がって結構な急登を登ります。
分岐の道標を映し忘れたので、上から撮影します。
一か月前にはタカネバラの道だったのですが・・。
そろそろ咲いているに違いないと予想していたシラヒゲソウが一輪咲いています。
開花した姿を撮影するのは、4年ぶりぐらいでしょうか。去年はご来光の滝への道で咲いていたそうなのに、私は撮影しそびれたのでした。
ウメバチソウに良く似た花ですが、周囲の花弁の周囲のおひげが何といっても繊細で惚れ惚れします。まだ咲いているとは思いますがとりあえず、咲いているのを撮影しないと・・・。何しろ、ほかの山ではあまり見られない花です。
そういえば、東赤石にはイタドリも多いです。
オトメシャジンは8月初めなら必ず咲いているのです。
そして、東赤石ではタカネバラもそうですが、オトメシャジンも山頂付近のいたるところで咲いていますから、特に探し回らずとも、とにかく登りさえすれば見ることができます。
カキランのことをすっかり忘れていて、見つけてから「ああ、東赤石にはカキランもこの季節は咲くんだったな~」と思いだす始末でした。
何しろ次々といろいろな花が咲きあがるので、すべてを思い出せません。
ちょうど橄欖岩をバックにして咲いている個体があったのでm撮影します。
いかにも東赤石らしくて良い雰囲気です。
今まで8月初めには2回来ていますが、カキランは今年が一番見事でした。個体数も多いようです。
白いオトメシャジンも咲いています。オトメシャジンの白花は東赤石には結構多くて、全体の4分の1ぐらいが白花です。
後ろに茶色く見えるのはホソバシュロソウで、これだけは7月初めにも少しだけ咲いていました。
これも東赤石にはとても多いコウスユキソウです。花はそろそろ終盤という感じです。
葉っぱは白っぽい毛が生えていて綺麗です。
園芸の世界ではこういうのをシルバーリーフと言うのですが・・。
花の形も色もさまざまで、見ていて飽きません。
右下に見えているのはネバリノギランですね。
良く見るとタカネバラやイヨノミツバイワガサの葉っぱも見えています。ここはちょっと前にはタカネバラやイヨノミツバイワガサが咲いていた場所なのです。
稜線に出るまでは、かなり急登なのと花がいっぱい咲いているのとで、急げば30分足らずの道なのに、えらく時間を食っているようで、末っ子の姿はもうどこにも見えません。
こんなキク科の花を見ると、ますます秋の気配を感じました。
トラバース道から上では、とても涼しい風が吹いてきて、先ほどから暑さは全然感じなくなっています。
稜線が近くなってきたところで、またシラヒゲソウが咲いていました。
久し振りで見るので嬉しくてたまりません。
06年の8月1日に来た時はちょっと早すぎて、まだ咲いてなかったのでした。
ようやく稜線に出ました。アカイシヒョウタンボクが花が終わって小さな実になっていました。もう少しすると赤く熟すはずです
これも先ほどからちらほら咲いているウバタケニンジンです。九州と四国の限られた山の岩礫地に咲く花で、これも東赤石にはたくさん咲いています。
小葉はニンジンの葉のように細裂します。
東赤石で見かけるウバタケニンジンは草丈は20センチぐらいのが多いです。
花がたくさん咲いていて、ずいぶん手間取りましたが、それが目的で来ているのですから、これは仕方ないですね。
私の登り方は登りはゆっくり、下りはかなり速いです。