山道の南側には吉原方面への下山道と思われる踏跡が二箇所ほど見えますが、どちらもロープで通行止めにしています。恐らく今では道が荒れているため、通行止めにしているのでしょうか。
それを過ぎると、薄暗い樹林もようやく途切れて周囲が明るくなります。
確か、この付近にゴンズイの木があったはずなのです。3年ほど前に来たときは、枝が垂れ下がって、目の前に真っ赤な実がすずなりになって見えたので、直ぐにわかりましたが、去年は見ていません。
しかし、上を見上げると、赤い実が見えました。
ゴンズイの実は香川では、私はここでしか見たことがありません。
魚にゴンズイというのがあって、役に立たない魚のだそうですが、この植物のゴンズイも役に立たないところから、その名をもらったとかもらわないとか・・・。
木にとってはろくでもない名前ですけど、見た目はなかなか綺麗です。
この鞍部付近には見たかったナガバノコウヤボウキが自生しています。
不思議と他の山では見ませんが、この山には多いです。
調べると蛇紋岩地に多いそうですが、この山は植生が独特なような気がします。
しかし、ナガバノコウヤボウキとコウヤボウキの自生している場所は完全に分かれているかと言うとそうではなくて、両者が隣り合わせで生えているところも結構あるのです。
ただ、花の時期はナガバノコウヤボウキがかなり早いようで、今回は開花した花には会えませんでした。
コウヤボウキのほうは丁度花が見ごろだったのですが・・。
花のつきかたも、茎の先に一つだけ花を咲かせるコウヤボウキと違い、1つの茎にいくつかの花を咲かせるのがナガバノコウヤボウキの特徴です。
咲いている花を見られるかと思い、天霧山方面に少し登ってみましたが、やはり見つからないので諦めて引き返します。この日は天霧山には登る予定ではないのです。鞍部まで引き返すと、そこから弥谷山に至る尾根道がついています。
途中の樹林で賑やかに鳥の鳴き声がすると思ったら、木々のこずえの間を小鳥が飛び交っています。
動きが素早くてちっともじっとしてないので、なかなか撮影ができませんが、かろうじて、頭が木の幹で隠れた画像だけが撮れました(^_^;確認すると、やはりエナガのようですね。以前一度、徳島の山で、やはり群れているエナガを見たことがあります。
時間があまりないので、保線路のほうはあまり下らずに、また引き返して、山道を進みます。山頂に至る尾根道の入り口にはテープが巻いてありました。
ここは道標も何もないので、ちょっとわかりにくいところです。
山道への分岐通過は13時55分です。
尾根道に入ると直ぐにこんな祠があります。この付近の里山にはこんな祠が時々祀られています。
この日のコースの中では、ここからが一番きつい登りです。
特にこの日は登山靴を履くほどでもないと思い、ウオーキングシューズで来たので、落ち葉の道は滑りやすくて、こたえました。勾配はそれほどでもないですが、何しろ直登です。
道はウバメガシの樹林の中を登っていて、快晴のお天気でも日焼けすることもありません。
冬場もウバメガシは落葉しないので、冬には余り上りたくない道です。
そんな薄暗い道の傍らに、ミヤマウズラの葉っぱがあちこちに見えます。
14時7分、山頂に着きました。この日初めての休憩を山頂で取ります。
この日はお茶とちょっとしたお菓子を持参しているので、口に入れます。
14時15分、再び歩き始めます。
山頂をやり過ごしてほんの少し進むと、保線路に出ます。
黒戸山方面には左に進むのですが、確か少し下れば見晴らしの良い場所に建った鉄塔があったはずなので、少し下ります。
ほんの2,3分下ると、鉄塔があり、海の見える場所に出ました。
先ほどの保線路をずっと進むとここに来るに違いありません。次回はこの保線路を歩かなくては・・。
鉄塔の間から瀬戸大橋が見えます。