去年見たのより一段とスケールの大きいツメレンゲの群生を見て、これで今の季節に高知で見たかった花がほとんど見られ、満ち足りた気分で帰路につくことができました。
海岸を見ると、灯台が見えます。まだ明るいので、最後にこの灯台に立ち寄ることにしました。
321号線は上下二車線の快適な車道ですが、高知の人口の少なさのせいか、先ほどから走る車とてあまり見かけません。綺麗な海岸線で、これが人口の多い都市部なら洒落たレストランやカフェが建ち並ぶのでしょうが、そうはならないところが高知の良さです。
透き通っていて、下まで見えます。
トンネルの上のほうにも白くノジギクが群生しているのが見えます。
しかし、灯台のすぐ近くでは展望は思ったほどありません。
ちょっと離れた断崖にツメレンンゲらしきものが見えていますが、さすがに近付けそうな場所ではありません。
西の方角を見ると、そこは大堂海岸方面で、見えている島は沖ノ島に違いありません。
高校からの友達のHさんの息子のY君が好きだったという沖ノ島です。Y君は29歳か30歳の若さで、室戸の海に潜っていて、帰らぬ人となりました。
お骨は沖ノ島付近で飛行機から散骨したと聞いています。
長く生きていると、嬉しいこともたくさんあるけど、悲しいこともたくさん見聞きするものです。
灯台に向かう時には気づかなかったウスベニニガナが2株だけ咲いているのを、車に引き返す途中で見つけました。
ウスベニニガナも会いたかった花で、去年の高知ドライブで咲く場所もわかっていたのですが、時間が足りず、自生地に立ち寄るのは無理と諦めていた花でした。
最後の最後になって、そのウスベニニガナにも会えて、今回のドライブはほんとに運が良かったとしか思えません。
ほんとは陽射しの中で撮影したかったのですが、会えただけでも良しとしなければ・・。
結局、この日は日の出前から行動し始めましたが、日が落ちるまで、お日さまが雲に隠れることは一度もありませんでした。
帰りは土佐中村に着くまでに、辺りは真っ暗になりました。
途中、大方の道の駅に寄った時に、南西の方角に二つの明るい星が見え、Tさんと「あの星は何?」と話しましたが、金星にしてはもう一つの明るい星が腑に落ちません。結局、翌日になって、たまたま、金星と木星が接近しているのを知って、疑問が解けました。
高知で夕食を食べ、高速を飛ばして自宅に帰りついたのは夜の10時でした。でも、最後に自宅駐車場から家に入るまでに、香川の星空もなかなかきれいだなと思って、空を眺めていたら、流れ星を二つも見たのでした。しかも後の一つは中天から綺麗に流れて、大気圏に突入したあとの火を噴く様子まで見ることができました。
快晴の一日を、まだまだ暖かいというか、むしろ暑いぐらいの高知で様々な花を心行くまで楽しみ、最後は夕日と木星金星のペア、おまけに流星まで見ることができて、感激しっぱなしの一日となりました。その夜のワインが美味しかったのは言うまでもありません。