「ふれあいパークみの」に着いたのは9時45分頃です。Rさんから連絡がないので、彼女が来るまでまだ時間がかかりそうなので、先に弥谷寺だけでも見ておこうということになりました。この日のコースの予定では弥谷寺近くに下りてくるのですが、夕方になると見学している時間もなくなるかもしれないからです。見学しているうちにRさんも着くことでしょう。
この日は生憎と、弥谷寺参道入り口にある俳句茶屋のお店も閉まっていました。甘酒やあめ湯という文字がこんな寒い日には魅力的に見えるのに、そういう日に限ってなぜかありつけないようです。
木々の間では野鳥も結構さえずっています。画像の野鳥はシメでしょうか。あまりうちの家には来ない野鳥ですね。
ヤマアイの花は地味ですが、本格的に花が咲き始めるまではこんな地味な花も大事な友達ですね。
途中、長い階段があって、高齢のお遍路さんにとっては大変なところです。
付近はお寺の林になっているので、低山とは思えないほど大きなケヤキなどの大木が見られます。
また、ヤブツバキの花もぼつぼつ咲いています。
境内近くに自生しているバクチノキです。室戸岬でも見かけましたが、この付近の山にもバクチノキやカゴノキがたまに見られます。
赤い樹肌が特徴的です。
八十八箇所にはたいてい、弘法大師さんの像を見ることができます。
石段を上がる手前の木に、テイカカズラがたくさん絡みついていて、サヤが弾けたところを見ることができました。
綺麗な綿毛がサヤから出ているのが見られましたが、珍しいそうです。
綿毛が日に当たってキラキラと輝いてとても綺麗です。
去年の1月半ばに、東讃の山を歩いたときは、すでに風に乗ってあちこちに舞い降りた種子をたくさん見かけました。テイカカズラのサヤが弾けるのは1月のことなんですね。
あの小さな花がこんなに長いサヤを作るとは、ちょっとびっくりです。
石段を登り切ったところが、天霧山方面と、弥谷寺との分岐になっています。
水場と書かれた方向に進むと弥谷寺です。
磨崖仏についての説明です。それによると平安から鎌倉にかけて作られたものらしいとのことです。
望遠レンズをつけていたので、本堂の全体像を撮れませんでした。
割と険しい山の中腹にお寺があるので、遠くから撮影することは無理です。
華やかなピンクが綺麗でした。
お寺に植わっている木々の花も綺麗なものが多いので、花好きには結構楽しいです。
Rさんから携帯にメールが入り、Rさんもどうやらこちらに向かっているようです。
登ってきた長い階段を今度は下るのですが、登りのときは気づかなかったヤブツバキの花が一輪、階段のわきで咲いています。
階段の途中から撮影すると、花が良くみえます。
とても綺麗な花で、不思議なことに上向きで咲いているのです。
この日が寒かったからか、きりっと咲いているように見え、特に美しく感じました。
「ふれあいパークみの」の駐車場には10時半頃に帰ってきましたが、丁度Rさんも着いたところで、ラッキーでした。
ここで、4人ともRさんの車に乗り込むことにします。私の車は下山してきたとき用にデポするのです。
靴も山靴に履き替え、リュックを持ってRさんの車に移り、いざ出発です。