黒戸山で一服した後、12時15分に出発します。
今回は、楽勝コースの里山なので、早い時間に下れると思っていたのに、早くもお昼です。このメンバーだとお喋りが多いのと、冬場でも木の名前や草の名前でいろいろ話し合うので、どうしてもスローペースになりがちですが、夕方までに下山すれば良いので、それほど焦りません。里山歩きの良いところですね。
冬の里山ではで御馴染みのヤブコウジが出てきました。お正月前に売っていた園芸用のものとは別物のように実が少ないですが、これが本来のヤブコウジですね。
もうほとんど綿毛が飛んでしまっているセンボンヤリの秋の閉鎖花です。
このあたりはセンボンヤリがとても多いところで、春にも一度は歩いてみたいところです。
あの可愛い春のセンボンヤリの花に会えるでしょうか。
いくつかの鉄塔の横を通りながら、進みますがいつの間にか、黒戸山ピークが西のほうに見えています。
小さなアップダウンを繰り返しますが、気温が低めなので歩いている分には快適です。
なにやら、大きな緑の葉っぱの木が見えます。
Rさんに尋ねるとタラヨウではという答えです。
Tさんが、葉っぱの裏に何かで文字を書きます。その文字の跡がくっきりと浮かび上がってきました。やっぱりタラヨウです。
今までタラヨウのことは話には聞いて知っていましたが、それと知って実物を見るのはこれが初めてです。
同じ山に登っても、何かしら発見があるものですね。
綺麗な斑入りの葉っぱですね。
葉が珍重されるというのも分かる気がします。
2組目のパーティーとすれ違いました。といっても、ワンちゃん一匹と男性のパーティーですが。。。(^_^;。
このワンちゃんがソフトバンクのお父さん犬そっくりで可愛かったです。
13時丁度に、稜線から弥谷寺へのショートカットの道への分岐を通過です。
この分岐も真っ赤なプレートが新しくつけられています。因みに、この分岐から弥谷寺には15分か20分ほどの歩きです。
縦のラインが長く入ります。
この道をこのまま真っ直ぐに進むと、鉄塔に行ってしまいますが、弥谷山には途中で右に折れます。
以前はここの分岐も分かりにくかったのですが、今はプレートがつけられているようです。
分岐通過は13時20分。
13時21分、着でした。
弥谷山山頂付近も以前より木が刈り込まれていて、明るくなっています。
このあたり一体を整備しているような雰囲気ですね。
以前は三角点がなければ、山頂だと気づかないような場所でしたが・・・。
時間も時間だし、ここで昼食タイムとします。風が西から吹き付けるので、尾根の東側に少しだけ下り、風を避けてプリムスでお湯を沸かします。といっても、それぞれ魔法瓶に沸かしたお湯を持参しているので、コッフェルで再沸騰させて、それぞれのカップヌードルやらカップ麺にお湯を注ぎます。冬場は暖かいものが何かあれば、昼食タイムも体が冷えずに済みます。
食後には皆が持ち寄ったデザートが食べきれないほどあるので、コーヒーを入れてデザートも頂きます。その間もお喋りが途切れることはありません(^_^;
昼食の間に、また1組のパーティーが私たちと逆方向に歩いていきました。今まで3,4度は登っていますが、誰一人として会ったことがないので、この日の登山者の多さは驚異的でした。
お腹もいっぱいになったところで、14時7分、天霧山を目指して出発です。ここからはしばらく下り道です。今までは逆方向に歩くことが多く、弥谷山への登りはウバメガシの林の中の単調な登りで、あまり好きな登りではなかったのですが、下りは楽なものです。
ウバメガシの林の中に祠が見えてきました。これが見えると、分岐が近いです。
保線路は弥谷山の山頂を通らずに山頂の東斜面を巻く様についているのだと思います。きちんと確認したわけではないですが、そうとしか考えられません。
その直後に、 弥谷寺から天霧山方面へのへんろ道に合流しました。
この付近はナガバノコウヤボウキの多いところです。
ナガバノコウヤボウキはあまり出会うことのない植物で、私もここでしか見たことがありません。
ここは弥谷山と天霧山との鞍部の一つになっています。