ようやく人里まで下ってきて、ほっとしたのは13時40分頃でした。
去年はこの付近でコスミレなどを見ているので、その付近を少し散策することにしました。
すると、道路法面にタチツボスミレが咲いていました。
どこででも咲くというタチツボスミレですが、不思議と私の住む香川では見かけません。香川でいちばんよく見かけるのはナガバノタチツボスミレなのです。ナガバノタチツボスミレなら、その辺の里山にいくらでも咲いているのですが、タチツボスミレは愛媛や徳島、高知に行かなければ見ることができません。
紫の色の淡い上品なタチツボスミレには約一年ぶりの再会です。
ムラサキケマンも今年初めて見ました。やはり徳島は香川より一足早く春が来ている様子です。
陽射しが強くて、白とびしまくりで、慌てて、持参していた雨傘を差したりしながらの撮影もチャレンジしてみました。
折角近くまで来たことだし、茅葺屋根の覆いが取れたらしいので、見ていくことにしました。
なるほど、立派な茅葺屋根が葺きあがっていますね。
丁度、桜の古木があって、あと1週間遅かったら、桜の枝を手前に入れて茅葺屋根が撮影できたでしょうね。
そこまで虫が良い話にはなりませんでした(^_^;
今年中には何とか、あの稜線を歩きたいものです。
茅葺屋根を見て下っていると、早くもカキドオシが咲いていました。
南斜面で日当たりがいいので、ずいぶん早いです。
道路法面の上を見上げていると、ナガバノモミジイチゴも、もう咲いています。この時点では香川ではまだ見てなかったですから、やっぱりこの辺りでは何でも開花が早そうです。
去年、道端でコスミレが群生していた場所まで来ましたが、今年は株がずいぶん減っていました。
スミレは自宅でも少し育てていますが、翌年は全然違う場所で咲いたりします。
これ、落ちが葉積もってますが、アスファルトの路面で咲いているのですが、とてもそうは見えないほど、花つきも良いですね。
コスミレは私が見る限りでは、道路で咲いているのをいちばん良く見るスミレです。
ちょっとの間に、タチツボスミレ、コスミレ、ナガバノタチツボスミレ、ノジスミレ(画像が失敗したのでアップはしてません)の4種類のスミレを見ることができました。
後ろを振り返ると、矢筈山、そしてその手前に落合集落が綺麗に見えています。
この付近から見る限りでは三嶺よりも矢筈山のほうが山らしい山容をしていますね。