矢筈山方面とサガリハゲが綺麗に見えています。今までこの峠には何度も来ていますが、こんなに良く見えたのは初めてのことです。山登りに来たときはあまり展望がなくて、ドライブできて、これほど良く見えるのもちょっと皮肉な話ですが、どちらにしても晴れているのは気持ちがいいものですね。
07年、08年と続けて秋にばかり登っている矢筈山は標高1848mです。ピークらしきものが3つ並んでいますが、向かって左のピークが矢筈山です。
道路には小さな落石が見えていますが、早春の山道はこんな落石が多いです。
南を眺めると三嶺と西熊山も見えます。しかし、こチらから眺める三嶺はどうも迫力に欠けますね。
やはり高知側から見るのが素晴らしいです。
天狗塚も入れて撮影してみますが、アップダウンが少ない稜線ですね、といいながら、実際にはまだ歩いてないので、見た目からの感想です。
下を見ると、落合の民家ががはるか下に見えます。
峠からは700mほど下になります。
いちばん雪が多くついていたのは前烏帽子にいたる稜線の北斜面でした。
普通は3月だと標高1500mは寒いものですが、この日は普通の服装でも全然寒くはなく、吹く風も春の風でした。
烏帽子か矢筈、どちらに登っているのか、車も2,3台駐車していたようです。
これから下る道は、私は今まで通ったことがなく、この日が初めてです。
それまで運転してくださったTさんに代わって、ここから私がハンドルを握ります。
道はやはり落石が随所で見られましたが、通行の妨げになるほどではなく、また山の南斜面を下るので、北面のように凍結の心配がなく、その店は気が楽です。
途中で、テント泊と思われるかなりの大きなザックを背負った男性2人と少し遅れて歩く女性1人とすれ違いましたが、午後1時半頃にあの場所を歩いているということは、落合峠で1泊するのでしょうか。どちらにしても、長い車道歩きは頭が下がります。
やがて、かなり下ってきたと思われる頃、向こうに軽トラックが見えてきました。
何か作業をしているらしいです。
良く見ると茅葺屋根の材料のススキを干してあるんですね。
どうやら干し終わった萱を軽トラに積んでいるようです。
2月に落合集落で葺き替えをしていた茅葺屋根の住宅用とのことでした。