石鎚山系で小さな花のお花見、その10、下山

痩せ尾根をやり過ごせば、後はダラダラしてはいますがどうということのない歩きです。その昔の学生時代、あれは荒沢岳だったか、痩せ尾根を歩いていて転落したことがありました。幸いというか、当時は横幅が70センチもあるキスリングを背負っての歩きだったため、直ぐに木にキスリングが引っかかって事なきを得たことがありました。もし、引っかからず転落していたら、最低でも骨折ぐらいはしていたでしょう・・・。転落というのは、ほんとに一瞬の出来事です。

P5310010

笹原まで下ってきて、後ろを振り返ると、どうやらTさんとRさんも無事に痩せ尾根をやり過ごしたようで、ほっとしました。

13時30分、巻き道との分岐まで戻ってきました。ここでザックを回収して、いよいよ下山です。途中、先ほど会った単独の男性が稜線から下ってくるのにまたまたお会いしました。稜線に石鎚の三角点があって、その付近のシャクナゲが綺麗に咲いているのを見てきたそうです。往路でトラバース道の途中に、稜線に向かって登る踏跡があったのは、三角点に向かうルートだったようです。こんなところに三角点があるのは意外でした。

P5310012 イワカガミの自生地で、もう一度、可愛い花をカメラにおさめます。

P5310014

以前一度、このお花畑に来ているというRさんのお話では、お花畑に花が咲く季節にはそれが目的で見に来る人も多いのだそうで、日曜日にもかかわらず、静かに花の撮影が出来たのはほんとに運が良かったようです。

後方から歩いてくるのはTさんです。

P5310015 13時54分、面河道との分岐を通過しました。

この付近はシコクシラベの樹林帯になっています。

P5310020 稜線を乗っ越し一歩きすると、やがて弥山からのメインルートに合流します。

鉄の階段を下る途中から、眼下に夜明峠も見え始めました。

午前中はあれだけ多くの人が歩いていたのに、帰りはすっかり人影も少なくなっています。

P5310022 14時21分、表参道との分岐を通過しました。

P5310023 登るときには撮りそびれてしまったシコクハタザオをここで撮影します。

P5310026 帰り道はシャクナゲの姿を良く見ました。

登りのときとは目線の角度が違うからか、登りで気付かなかったものが見えることもしばしばあります。

P5310031 Rさんがイシヅチザクラという名札のかかった木を見つけてくれました。

イシヅチザクラは残念ながらすっかり花が終わっていましたが、そのうちに綺麗な花姿も見られることでしょう。

P5310035 帰り道でもやっぱりヤマシャクヤクの群生を撮影してしまいました。

14時54分、東稜分岐まで歩いてきたので、ここで10分ほど最後の休憩を取りました。

P5310044 帰りはすっかり曇ってしまったかと思いましたが、意外にも筒上や手箱方面が見えています。

P5310047 これも往路では撮りそびれたイワセントウソウを撮影します。

前の週に筒上の巻き道でも見かけた花です。

P5310050 土小屋までかなり戻ってきた場所で、シコクスミレの葉をたくさん見かけました。

花はすっかり終わっていましたが、5月半ばぐらいには花も咲いていたのではないでしょうか。

P5310052 これも珍しくはないですがツクバネソウの花です。

P5310054 さらにこんな葉も見かけました。

こういう一枚葉はユリ科の幼葉に多いのですが、その謎は直後に解けました。

P5310055 直ぐ前を歩かれていた二人組みの女性が笹の中の何かをしきりに見ています。

お尋ねすると、ササユリの花芽を上げた株があったのでした。

私はまあまあ四国の山を歩いているほうだと思うのですが、7月はアルプスのほうに行くことが多いためか、ササユリの花を山で見たことがないのです。

最後の最後で、ほんとに良いものを見せていただきした。

ササユリってほんとに笹の中で咲くんですね・・・。

P5310057 結局、土小屋には16時5分に着きました。

西条方面からやはり西ノ冠のお花畑を目指してきたという女性二人組みと、山の話が弾みましたが、帰り道がいので別れを告げて帰り支度をします。

P5310058 帰る間際に見た石鎚の姿はすっかりシルエットになっていました。

結果的に3週連続で土小屋に通うことになりましたが、最後にこうして雨に降られず歩けて良かったと思いました。

春の石鎚方面に登るのは初めてでしたが、思ったよりも花が多く、あらためて石鎚が花の山であることを実感した次第です。

行きと帰りに瓶ガ森林道の運転をしてくださったRさんとKさんに感謝したいと思います。

コメント(4)