下山していく先が見えるというのは、5年ほど前に登った北岳の山頂直下から、標高差にして1700mの広河原が見えたという経験があります。
私達の年齢だと、登りよりも下りのほうが膝ががたがたになるなど、トラブルが多いので、ちょっとうんざりする時もありますが、このときは登山口まで実質の下りは800m弱です。
まずまずと言う距離でしょうね。
樹林の中に入ると稜線は見えなくなるので、これが下山路から見る最後の天狗の姿です。
真正面には落合峠や前烏帽子などが見えていて、天狗塚山頂からは見えなかった烏帽子のピークも見えてきました。
でも、この眺めを最後に、後は樹林帯の中の下りとなり、展望は望めません。
かなり下ってきました。
15時8分、1476mピークまで下ってきました。
ここで一休みします。
下りは撮影もせずに、せっせと下ったので、15時42分に、下山口まで下ってきました。
この後、往路で見かけたものの、雨などのために撮影できなかった花を撮影しながら帰りました。
それにしても最初から最後まで誰にも会わない山歩きでしたが、こんな気持ちの良い日に、素晴らしい稜線を3人占め出来るなんて、ほんとに幸運でした。
まずはクモキリソウです。
クモキリソウは香川の山でも結構見かけるのですが、このクモキリソウはずいぶん立派な株で花穂にはたくさんの花をつけていたため、最初はスズムシソウか何かと危うく間違えるところでした。
最初はクモキリソウ属のランの花を見ても、なかなか見分けがつかなかったのですが、ジガバチソウやスズムシソウなどをあちこちで見るようになって、最近はようやく同定できるようになって来ました。
山道を登っているときにもコケイランを見ましたが、帰りにも見ることが出来ました。
コケイランは山に登ると比較的よく見るランです。
別名、ササエビネとも言われるようで、確かにどことなくエビネに似ています。
サワギクです。
ミズタビラコは色が飛んでしまいましたが、本来は爽やかなブルーの花です。
湿っぽい沢筋などに多いです。
その沢のほとりの岩の上ではお約束のヒメレンゲが咲いていました。
東赤石でもお馴染みの光景です。
四国の山には白いホタルブクロが多いですが、この山域にはところどころ、赤いヤマホタルブクロの花が咲くようです。
この時期の山では必ずと言って良いほど咲いている、シロバナニガナも咲いていました。
株が大きくて立派なので、三人静や四人静も多いようです。
いくらなんでも6月にアケボノソウが咲いているのは初めて見ました。
しかも花芽もまだ沢山見えていましたから、これからも咲きそうな気配でした。
最初は小雨模様で始まった山行でしたが、肝心なところで晴れてくれて、最後は展望もばっちりとなって、ほんとに素晴らしい山歩きの一日となりました。
花も少ないだろうと予想していたのに、蓋をあけてみると、意外といろいろな花を見ることが出来て、つくづく行って良かったと感じたことでした。
Eさん、行きも帰りも、運転していただいて、ありがとうございました。