010年夏、扇沢~鹿島槍、その6、シラネアオイそして種池山荘へ

書き忘れましたが、この日、柏原新道を登っていて、すれ違ったのはたった1組のパーティーだけでした。トップを60代のかなり年配の男性が歩き、次に若い女性も歩いていたりと、どういうパーティーなのかちょっとわかりませんでしたが、他には誰とも会うことのない静かな歩きで、私も後輩も人の多い山が嫌いなので、そういう意味ではほんとに願ってもない山行でした。

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もう種池山荘もそう遠くはないだろうと思う頃、登山道のわきにシラネアオイが咲いているのが見えました。

以前にも書きましたが、山行にあたってコースの下調べはある程度しますが、どんな花がどこに咲いているかということは、まったく調べません。山での出会いを楽しみたいからです。

今回もシラネアオイが咲いているということはまったく予想してなかったので、ほんとに嬉しかったです。だいたいが雪の多いところで見かけることが多いですが、以前行った双六方面ではまったく見ることが出来ませんでしたし、このコースもそれほど雪の多いコースではないからです。

P7144655 登山道の山側に咲いていた1輪がまさに見頃で、しかも直ぐ傍で咲いているので、撮影には絶好のチャンスです。

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道の反対側、つまり谷側にも群生で咲いています。

後ろ側から見るだけですが、こちらも見頃のようでした。

P7144664 藪の中に、かなりの数で咲いています。

ところが、かなり前を行くYさんに後から「シラネアオイに気付いた?」と尋ねると、彼女は山ばかりを見てて気付かなかったそうです(^_^;

しかしこれだけ大きい花で色も目立ってるんですけどね(^_^;

P7144684 イワカガミも群生で咲いていて、まだ新緑の面影を残した木々の色の中に濃い目のピンクが映えます。

P7144685 オオバキスミレも固まって咲いているのが見えます。

P7144699 沢筋にほんの小さな雪渓が残っています。

このルートは山の南面だからか、雪はほんとに少なくて、種池山荘に行くまでに雪が残っている箇所はたった二箇所で、それもトラバースする距離はずいぶん短いのです。

P7144694 雪が融けたばかりの草つきにはショウジョウバカマが咲きあがっていました。

山に来ると、実に良く見かける花ですが、雪が融けると逸早く咲く花なので、たいていは花後の姿を見ることが多いのです。

P7144700 これまた雪の近くで見ることの多い、ノウゴウイチゴの花が咲いています。

北アルプスでは毎年見かけるので、すっかりお馴染みの花になりました。

P7144714 キバナノコマノツメもこんなところでひっそりと咲いています。

P7144717 繁みの中にちらりと見える白い花はヤブデマリのようです。

P7144728 事前に種池山荘に電話した折に、山荘の人が注意すべき場所として挙げていた「ガラ場」にやってきました。

ガレ場のことでしょうか。

P7144734 ここにもノウゴウイチゴが咲いています。たいていこういう場所で咲いていますね。

P7144739 雪渓を10mちょっとトラバースしますが、雪をカットしてくれてあるので、全然、問題なく歩けます。

P7144760 ガラ場を渡り終えたら、可憐なツガザクラが待っていました。

これも今年は西赤石に登らなかったので見そびれていた花です。

P7144774 ヨツバシオガマもここで初めて見かけました。

カラマツソウの仲間もかなり咲いていましたが、ピンボケ画像になりました(^_^;

P7144781 この辺りまで来ると針ノ木の雪渓が見えてきます。

あの雪渓を大昔に登っているのですが,時期は8月の10日ごろと思いますがアイゼンもつけず大きなキスリングを背負って登っているのですから、今から考えるとちょと信じ難いです。

Yさんは別のパーティーでやはりこの雪渓を登り烏帽子のほうに歩いたそうですが、雪渓を登ったことははっきりと憶えているとか・・・。

私は当時4年だったこともあって、荷物も軽いし、山歩きにはかなり慣れていたので、記憶が残ってないのでしょう。何しろ不帰ノ嶮を通過した記憶さえ曖昧になってるのです(^_^;

P7144789 ここで見慣れない花に目が留まりました。

撮影したときはクロクモソウかな?と思ったのですが、クロクモソウもいつも花の前に見るので、葉っぱだけからそう思ったようです。

帰宅してから調べるとユキノシタ科には違いありませんでしたが、アラシグサのほうでした。

アラシグサの開花したところはたぶん初めての出会いですね。

うっかりしてしまって、全体像を撮るのを忘れてしまいました。

P7144793 シラネアオイを見てからまだどれだけも歩かないうちに、今度はサンカヨウの花が咲いていました。

しかも、サンカヨウの下にはキヌガサソウまで1輪咲いています。

P7144804 サンカヨウも毎年のように見ていますが、清楚で綺麗な花ですね。

去年の朝日岳からの下りではサンカヨウの青い実を1粒だけ口に入れましたが、爽やかな味がしたのを憶えています。

P7144798 キヌガサソウも登山道の少し上の繁みで固まって咲いています。

P7144812 大型の花なので高山植物の女王のような風格がありますね。

この花もここ数年、毎年のように出会っています。

P7144808 先ほどからようやくミツバオウレンの開花株も見かけていましたが、ここではまとまって咲いていて、なかなか良い雰囲気でした。

P7144816 やがて、種池山荘が稜線上に姿を現しました。

Yさんは私がキヌガサソウなどを撮影しているまに、かなり進んでいて、小屋の前で待ってくれているようです。

小屋までのこの最後の登りが少しきつかったです。

P7144817 左手に見える岩小屋沢岳が、もうあまり変わらない高さで見えています。

P7144821 小屋の直ぐ南側の斜面はお花畑になっていて、コバイケイソウが早くも咲き始めています。

P7144828 1年ぶりに見るチングルマやイワカガミが咲き乱れています。

P7144818 そして、爺ヶ岳南峰が先ほど下から見たのと変わらない端正な姿で聳えています。

P7144827 結局、種池山荘についたのは17時12分でした。

登り始めから5時間弱で、ほぼ予想通りの到着となりました。

今回は山小屋の方に知らせしてあった時刻にほぼ到着してほっとしました。

何しろ、ここ数年、初日の登りが大幅に予想時間を上回ることが多かったもので、雨にもそう降られることなく予定通りに到着できたのは、上出来と言っていいでしょうね。

P7140026 この日、登りの途中で見かけたランの仲間です。

花が終わっていたので、そのときは名前がわかりませんでしたが、帰宅して調べたところ、コイチヨウランのようでした。

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