10月下旬といえば、里山にイヌセンブリを見に行く時期です。
イヌセンブリは5,6年前にたまたまこの場所を歩いていて見つけた花です。最初の年はそれでもまずまずの株数があったのですが、どんどん減ってきて、ここ2,3年は「今年はちゃんと咲いているだろうか?株がなくなってはないだろうか?」とびくびくしながら見に行ってる感じです。
特に去年は猛暑に加えて夏場の雨が降らなかったので、湿った場所を好むイヌセンブリが消えているのではないかと心配したものです。
今年は春からずっと雨が多いので、それほど心配はしてませんでしたが、それでもその秋初めて訪れるときはひやひやものです。
今年の下見は10月24日に訪れたのですが、そのときはまだ咲いてなかったのです。でも株は3株ほど見つけることができ、どの株も花芽をつけていました。
開花を確認したのは10月29日のことです。
たぶん、26日か27日には初めての花が咲いていたと思われますが、29日でもまだ咲き初めでした。
去年は株が倒れこんでいて、撮影しにくかったですが、今年は草刈に遭って草丈もごく短く、どれも15センチほど。
撮影しやすいといえばしやすかったかもしれません。
私の手持ちのレッドデータブックによると「低湿地に生える一年草または越年草。センブリに似ているが全体に大きく、苦みがない。茎はほぼ直立し、高さ15~50センチ、節間はやや長く、中部以上で分岐する。根生葉は花時にはない。茎葉は対生し、下部のものは柄があり、ヘラ状披針形で長さ2~5センチ。・・・・」とあります。
100年後の絶滅確率が99%だそうです。
この場所でも、いつまで見られるかと毎年ヒヤヒヤものです。
蜜腺溝の毛状突起は縮れて長く、花冠裂片の2分の1に達するとありますが、まさにその通りですね。
センブリは今年はあちこちの里山でも群生して咲く姿を見かけましたが、このイヌセンブリはほかの場所では相変わらず見つけることができません。
もう1か所ぐらい見つけておきたいところですね。
ムラサキセンブリやセンブリよりはるかに見つけるのが難しそうです。
今年はすでに梶ヶ森でたくさんのセンブリを見ていますが、里山で咲くセンブリも見逃せません。
今年はいろいろな野草の咲く時期が早そうなので、里山のセンブリもそろそろ終盤になっているようですね。
それにしても香川の里山にはまだまだセンブリがたくさんあるものですね。