一旦、鉄塔巡視路を下って、恵良山の登山道を麓から登っても良いかなと思いましたが、Pさんはそのまま鞍部方面に下りましょうと・・・。もしかしたら尾根伝いに道がついてる可能性もあるかも知れないかなと思い、私もそのまま鞍部に向かって下りました。
周辺は竹林になっていて、すぐに鞍部まで下りましたが、意外や意外、その後は道が恵良山の北側を巻くようについています。後でPさんから携帯メールをいただいたのですが、下りきったところに南側方向への分岐があったそうです。と言っても道標や赤テープがあれば見落とすことはないので、たぶん道らしきものがあったのではないかと思います。
Pさんのコピーした地図では恵良山の南側を巻いた道を辿るはずなので、今から辿る道は地図の道ではないと了解したうえで辿って行きます。
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北側への巻道を歩き始めた途端、思わず歓声を上げてしまいました。
というのも、シハイスミレが道沿いに咲いていたのでした。
シハイスミレは3月半ばに高知の蛇紋岩地で貧弱な株をみたきりで、今年はまともに見ていなかったのです。
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紫色の強い花色でしたが、紛れもなくシハイスミレですね。
スミレは大好きなので、念入りに撮影します。
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他にもナガバノモミジイチゴの花も咲いています。
これも4月の野山では定番の花ですね。
道は鞍部以降、急に広くなり軽トラ一台が走れそうなほどです。おまけに平坦な道で登りも下りもしてないのです。
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道沿いにはまたまたミツバツツジが咲いていて、今度の道は平坦でよそ見をしていても歩けるので、まったりと花を楽しみながら歩きます。
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北の方角には瀬戸内海が見えていて、車道もちらちらと見えています。
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色の淡い、こんな優しいピンクのミツバツツジも咲いていて、こんな色は初めて見ました。
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お花もいっぱいでアップダウンもないこんな道が一体どこまで続くんだろう?と思っていたら、10時49分、道が行き止まりになりました。やっぱりね・・・・そううまくはいきません。それに、アップダウンのない道がずっと続いていたら、山頂には行かず、山すそを一周するだけですから・・。
下には先ほどの鉄塔の北側にある鉄塔と思しきのが見えています。その向こうは霞んでますが海が見えています。
さて、どうしたものでしょう?
鞍部まで戻って、もう一度、恵良山の南側をトラバースしている道を探すか?それともこのまま強引に這い上がるか?
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試しに少し山頂方面に登って偵察してみることにしました。
画像で見る限り、道はないように見えますが、肉眼ではシダの間に微かな踏み跡が見えます。
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ツツジに惹かれて、もう少し上まで行ってみますが何とか踏み跡を辿れそうな感じです。
下の2人に「道はないけど、踏み跡はあるよ」と声をかけたら、Rさんが「登りましょう」と強気です。
お2人さえ良ければ、私は特に異存などあろうはずもなく、踏み跡を這い上がることになりました。
北斜面を直登しているとしても、垂直距離にして100mはないでしょうから、なんとかなるでしょう。ダメならダメで下っても良いし・・・。
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2人とも目の前のミツバツツジを激写中・・・。
その向こうにはちょっと色が悪いけど、瀬戸内海が。
雲の色がなんだか怪しいですね。
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春には山よりも植物優先の私は、サンショウの木まで撮影しますが、ルートの様子はあまり撮影してないですね。↑はトゲが対生なのでれっきとしたサンショウです。葉を少しちぎって、手で叩くと良い香りがしました。タケノコを買ったPさんに「少しサンショウをいただいて帰れば」と声をかけたら「植えてるんです」とのことでした。タケノコの木の芽和え…美味しいですよね。
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シダを抜けると、今度はヤマアイの大群生となりました。
北斜面であまり日が照らないので、こういう植物が生えるんでしょうね。
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あらまぁ、こんな珍しいものまで見られました。
イズセンリョウです。
私は香川の某山でしか見たことがないのですが、恵良山にも自生しているようです。
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クサソテツと思われるシダの仲間も見えます。
しかし、しっかりした樹木が少なく、踏み跡を這い上がるときに掴むものがないのには困りました。ササだとつかめるのですが、ヤマアイではいくらなんでも頼りないですよね。掴むと抜けてしまいます。おまけに、間が悪いことに、雨まで降り始めました。
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上を見上げると、そろそろ山頂も近いようですが、雨というか霰がまたまたひどくなってきたので、傘を差して歩き始めます。すぐ上に大きな岩があって、これを迂回するように登って行くと、ザレ場になっていて、傘を差してのザレ場の登りはちょっと苦労しました。
何とか平坦な場所に出たのですが、左の方角に祠のようなものがちらっと視界の隅に入ったので、そちらを目指していきます。祠から山頂へと通じる道があるかもしれません。
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祠のすぐ下にはシュンランの結構な大株がありますが、植物優先の私は傘を差しながらこれも撮影します。
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11時13分、祠の下に出ました。
が、祠から山頂へと通じる道はなさそうです。無理をすれば行けるかもしれませんが、この頃には霰は降るし、おまけに雷まで鳴り始めました。
「平坦地に這いあがった場所から道がありましたよ」とPさん。
なるほど、祠とは反対方向にしっかりした道が上に向かってついています。
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ものの1分も登らないうちに、11時18分、お堂のある広い平坦地に出ました。
強い霰にRさんは雨具のフードまでかぶっていますね。
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お堂の向こうに海の見えるところがあったので、撮影しましたが、このときはまだ天気が悪かったのです。↑画像は11時20分撮影です。
雨に濡れて、体も冷えたので、お堂に上がって熱いコーヒーを飲みながら雨宿りすることにしました。腰折山山頂でも直ぐに止んだので、長くは降らないでしょう。
お腹も少し空いたと思っていたら、Pさんがお餅を出してくれました。私も傘は持ってなかったくせに行動食とお湯だけは持っています(^_^;
熱いコーヒーで心身ともにほっと一息つきました。
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コーヒーを飲み終わった頃、霰や雨も止んだようなので、もう一度海を見に行くと、今度はすっきりとした海になっていました。↑画像は11時31分撮影ですから、わずか10分で天候回復でした。
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そして、どうやら↑が正しい登山道のようですね。
これだけ立派なお堂があるのですから、登山道もちゃんとしたのがあるはずです。