当初の予定では東山の手前の分岐でヒュッテ方面に下る予定でしたが、そちらを通ると樹林の中を歩くそうです。やっぱりツガザクラやアカモノをもう一度良く見たいということで、来た道をそのまま下ることにしました。
嬉しいことに登りでは見つけそびれたホソバシロスミレが咲いていました。
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ホソバシロスミレはこの時期西赤石に登ると、必ずと言ってよいほど見ているスミレで、この日は楽しみにもしていたのです。ところが、登りでは見つけることが出来ず、とうとうこの山では絶えてしまったかとがっかりしていたのですが、下りでは何とか見つけられました。
シロスミレの変種で、西日本に分布するそうです。
シロスミレとは関ヶ原を境に分布が分かれているとか・・・。
ただ、この日見た中で綺麗な個体はこの1株だけで、以前よりも株数が減っているような印象を受けました。四国の山でも私はここでしか見たことがないので、貴重なスミレですね。
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東山まで下ってきたら、ザックも下ろして、本格的に撮影モードに入ります。
何とかしてアカモノとツガザクラのツーショットを撮りたいと思うのですが、なかなかその両者が近くに咲いた場所がなくて苦労します。
↑画像はアカモノが後方に位置しますが、赤い線が入っているので、まだわかりやすいです。
この画像など、後のがアカモノだと、ちょっと判りにくいです。
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空は登りの時に比べて薄曇りになってきたので、じっくりと撮影もできますが、午前中と同じように晴れていたら、とても撮影どころではなかったことでしょう。
ツガザクラを山を背景にして撮ったつもりですが、残念なことに花がちょっと終盤でした。
アカモノのほうも山背景で撮ってみます。
15時頃に銅山越まで下ってきましたが、何のことはない、その少し上の東山周辺で30分ほども地べたに寝そべるようにして撮影していたのでした(^_^;
↑銅山越ではチョウを見かけて撮影しましたが、調べてみるとヒオドシチョウとわかりました。
タテハチョウの仲間はよく似ていて、同定が結構難しいですね。
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銅山越でも少し休憩してから、最後の下りにかかります。
アサマリンドウが早くも大きな株になっていて、秋が楽しみです。
アサマリンドウは何と言っても私の大好きな花ですから・・・。
名札がついていたので、コミネカエデとわかりました。
帰り道でもギンランを1株見つけました。
15時40分、銅山峰ヒュッテを通過しました。
さすがに帰りはどなたもいらっしゃいませんでした。
どうやら私たちが最後の下山者のようです。
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帰りにもコケイランを見られましたが、西日が明るくて、夕方とは思えないほど、細かい部分まで写っていました。
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東平の駐車場に帰ってきたのはちょうど17時ぐらいだったでしょうか。
あまりの暑さに、3人とも自販機で冷たい飲み物を買ってしまいました(^_^;
東赤石ほどではないけれど、暑い日に登ると、西赤石もまずまずの歩き甲斐がありますね。
冷たいジュースを飲みながら、眼下に東洋のマチュピチュとも言われる別子銅山の遺跡を見下ろします。
登山の人たちはもういませんでしたが、観光客と思しき人たちはまだ数組見られました。
いつか、ゆっくりとこの遺跡を見てみたいという気本もなくはないですが、山登りをしているあいだは登山口としてしか来ないような気もします。
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最後に、この日見かけたコフタバランをアップします。
歩いていたら、何気なく目が合って、見つけることができましたが、、草丈10センチ弱の極小のランです。
おまけに周囲も緑色なので、我ながらよく見つけたと思います。
双葉のような葉が特徴で、コフタバランというのでしょうね。
すぐ横にはまだ開花しない株もありました。
目が慣れてくると、その周辺に10株ほどはあったようです。
標準レンズしか持たないので、これが精一杯ですね。
6月に入った途端に、ずいぶん暑い山行で、夏に向かっての良い耐暑訓練になったことでした。
ランもいろいろと見られ、6月はランの季節だという感を強くしました。