車窓から菜の花畑や畦に植えられた桜などを眺めては、中国地方ののんびりした里の景色を楽しんでいたのですが、目の前に素晴らしいしだれ桜の姿が飛び込んできました。
丁度朝日を受けてなんとも言えず綺麗です。
これは車を停めて見学するしかないでしょう。
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↑車道の右手が少し高くなっていて、古い家が建っているようです。
私たちの少し前にも車を停めて見学されている方がいて、お尋ねしたら「前川桜です」とのこと。
最初は意味がわからなかったのですが、石段を上がって建物の前にあった説明板を見て納得しました。
↑1827年に建てられた古い建物のようですが、そのお宅が前川家というので前川桜と呼ばれているようです。
桜の時期は夜桜茶屋もやっているようで、一度、行ってみたいですね。
因みにこの辺りは、美郷町というところのようです。
三江線というローカル線も走っていて、いつか乗ってみたいと思っていたところなのでした。
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さらに驚いたのはこの前川家の建物の周囲にオキナグサがそこいら中に生えていたことです。もちろん、もともとは植えられたのだと思いますが・・。
そういえば、オキナグサが自生しているという三瓶山はここから10キロほどしか離れておらず、オキナグサはこの辺りではそう珍しくないのかもしれません。
オキナグサの自生は四国でも2度、大山周辺で1度見ていますが、四国の自生地もちょうど桜の時期に開花していますね。
朝が冷え込んだのか、草にも朝露がびっしりとついて、それがまた新鮮です。
それにしても、こんなに無造作にオキナグサが咲いてるなんて・・・。
まるでタンポポ並みに咲いていました。
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前川桜を見ながら、お屋敷の周囲を歩いていきます。
この辺り独特の赤瓦の屋根とシダレ桜の取り合わせも風情があります。
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下からも見上げてみました。
桜に見とれるPさん・・・
道なりに少し上がっていくと、そこも古いお寺でした。
そして、大きな木が見えています。
近寄ると、樹齢450年のスダジイとのことです。
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太い幹には穴が開いて空洞になっており、向こう側が見渡せる。。それでも生きてるというすごさ。
木の生命力を見せつけられました。
裏に回ると幹の後ろ半分は空洞化していて、この木は幹の表側だけで立っているのです。
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旧前川家を見ながらゆっくりと下ります。
時刻は8時20分。
枝垂れて咲く無数の花・・・
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石垣には四国で見られないミヤマキケマンが咲いていました。
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車に乗ろうとして、車道の向う側を見ると「石見銀山街道」の文字が。
この辺りも、いつか旅でゆっくりと来てみたいですね。
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そして、旧前川家の向かいの家の庭にも無造作に咲いていたオキナグサ・・。
こんなにも逞しい花なんですね。
8時半、ようやく車に乗り込んで、今度こそ大江高山の登山口を目指します。
車道沿いには桜がこれまた見事に咲いていて、助手席でシャッターを切り続けました。
道沿いにはためいていた幟には「さくら街道」の文字がありました。
この道は桜が多いと思ったら、さくら街道と言われる道なんですね。
イズモコバイモを尋ねる旅は桜の旅でもあったようです。
目の前に見えてきた讃岐のおむすび山にも似た山はもしかしたら大江高山?
もう登山口までそう遠くはないはずです。
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途中の川沿いも桜満開でした。