やがて、車は見覚えのある長者原に着きました。
長者原には2008年8月末に主人とドライブで来たことがあります。
この時に、長者原が九重連山の登山口であることを知ったのでした。
この日はすでに13時半を回っているので、山に登っている時間はありません。タデ原湿原散策をして宿に向かえばちょうど良い時間になるでしょうとIさん。
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正面に三俣山を望む場所に、坊がつる讃歌の石碑がありました。
因みに三俣はついつい「みつまた」と読むのかと思ってしまいますが、「みまた」なのだそうです。私たちは北アルプスの三俣蓮華がなじみがあるので、最初はみつまた山かと思ってしまいます。
長者原も「ちょうじゃばる」だし平治岳は「ひいじだけ」なのだそうです。
学生時代の山行でテントの中で良く歌った坊がつる讃歌ですが、当時は坊がつるが九重の地名だとは知る由もありませんでした。今のように芹洋子さんが歌って広く知られている歌でもなく、当時は山に登る人の間だけで歌われていたのではないでしょうか。節回しなども先輩が歌っているのを聞いて覚えたのですが、ちょっと違っていたような?
あのころ、他の山岳同好会はいざ知らず、私たちの同好会は歌集もあって「あざみの歌」だの「惜別の歌」だの「山の友に」、「いつかある日」など歌ったものです。
故郷の四国の山でさえ馴染みが薄かったのですから、九州の山は想像もつかなかったというのが正直なところでした。
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↑「雨ヶ池越」の道標があり、こちら方面に行けば坊がつるに行けるそうです。
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目の前の眺めをズームすると星生山のミヤマキリシマが色鮮やかに咲いています。
まさに山肌をピンクに染めて咲く・・・のですね。
四国のアケボノツツジとはまた趣が全然違う…そう思いました。
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こちらは星生山の隣に位置する硫黄山。
活火山です。
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湿原につけられた木道を歩いていると見覚えのある花。
イブキトラノオですね。
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山の格好をされたご夫婦が目の前を歩かれています。
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これも四国でも咲く花・・・・カノコソウです。
やはり草原の権現越で咲きますね。
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やがて、三俣山が正面に見えてきました。
標高1700mあるそうです。
そして、ここタデ原湿原は標高1000mあるそうで、道理で吹き渡る風が涼しくて気持ち良いはずです。
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黄色い花はサワオグルマだそうです。
やがて、高価そうな望遠レンズをつけたカメラがずらりと並んでいる場所までやってきました。
鳥撮りの人たちかな?
お話しを聞いたところ、セグロカッコウという珍しい鳥がいるそうです。
早朝から日暮れ時まで粘っているそうです。
私にはとてもまねできません。
ご夫婦連れの方もおられましたが、撮影するのご主人で、奥様は双眼鏡で観察するだけなのだそうです。数百万もするという望遠レンズだそうで、趣味も高じるとすごいものですね。
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遠くに双耳峰が見えてきました。
方角や距離を考えたら由布岳のようですね。
帰りにビジターセンターに立ち寄り、九重の山の成り立ちやタデ原湿原の花や鳥を勉強します。
三俣山をバックに立っているのは「平治号」と言う犬でガイド犬だそうです。
長者原の駐車場には全国各地からやってきた車がとまっていて、びっくりしたのは私たちと同じ香川のバスが駐車していたことです。
運転手さんに話を聞いたところ、香川だけでなく四国中からミヤマキリシマを見に来る人のツアーだそうです。
長者原から宿までは車で20分ぐらいですが、帰りに翌日の山行に備えて行動食などを買い込みました。
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8日に泊まった宿は、部屋はすべて離れ形式で、受付や食事だけは管理棟でします。
宿の敷地内に生えていたナガバモミジイチゴ。
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宿の夕食のお品書き。
食事も美味しかったですし、翌朝の朝食をお弁当にしてもらうことができ、ありがたかったです。
九州の宿は今まで泊まった宿も含めて、どこも親切で対応が良いです。
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宿の露天風呂。
各離れにもそれぞれ露天風呂がついていました。
夜は良く冷え込み、寒いぐらいでした。
やっぱり高原なんですね。