もともと青い花が大好きで、もう10年ほど前から園芸カタログを見ては青い花の種を取り寄せて育てていました。ファセリア・ブルーベル、フェリシア、ネモフィラなどなど・・・そんな青い花の仲間にアナガリスという花があって、ここ6~7年、私の畑の定番の花となっています。
アナガリスは種がなかなか完熟しないので、今まで自家採取があまり出来なかったのですが、それでも去年は種がうまく採取できました。一年草ですから種まきは秋で、翌年の春4月末頃から咲き始めます。
↑画像は珍しくこぼれ種が育って、この前から畑で咲いている株です。ブルーの色が一番良く出ていると思い、これをトップにアップしました。品種はアナガリス・ブルーピンパーネルというのだったと記憶しています。日本の種苗会社からは多分種は出てないので、英国製の種を取り寄せました。
ほんとの花色がうまく出ていませんが、かなり咲きあがってきた株です。株は日に当てないでおくとひょろひょろと徒長しがちなので、寒さが一段落した早春に地植えすると良いようです。地植えすると株もがっしりしてきて花つきもぐっとよくなります。株が大きいと花も大きくなるのか、畑植のは花の直径が2センチはあります。花弁もふっくらと幅広ですね。
サクラソウ科の花で、なかなか可愛い花です。
こちらは芝生花壇の方にかなり早めに植えつけたもので、株はあまり大きくなっていません。花のほうも畑植えのものより小さめです。
去年、たまたま知り合った植物の会の方が、鉢に植えたまま、下さったものです。
園芸種のアナガリスが花径2センチもあるのに、ルリハコベのほうはわずか5mmもありません。ルリハコベという野草の存在はかなり前から知っていたのですが、自生は見たことがなかったのですが、まるで園芸種をミニチュアにしたといっても良いほど、花はそっくりです。
さきほど、畑からアナガリスの花を一輪ちぎってきて、ルリハコベの花と比べました。大きさがずいぶん違うのがおわかりいただけると思います。
この朱赤の花はアカバナルリハコベとも言うようですが、植物の会のHさんに寄れば、ベニハコベでいいそうです。これもHさんからいただいた鉢植えのベニハコベです。九州や四国の海岸沿いで自生しているそうですが、私はまだどちらも自生は見たことがありません。