秋の竜王山

dsc00071竜王山は一応県内の最高峰と言うことになっている。

私の山歩き復活の第一歩は2001年4月にこの山から始まった。
今日は本来なら秋祭りで自宅にいて、ご祝儀をもらいにやってくる獅子舞や太鼓台にご祝儀をあげる日だが、昨日のうちに獅子舞のほうは来てもらったので、太鼓台のほうは家族に頼んで出かけることにした。
市内の山友に携帯からお誘いのメールを打ったら、すぐにOKとの返事。早速、近くの某スーパーで待ち合わせ、そこでお弁当と飲み物、おやつを調達して、東に向かう。竜王山は高松の南、塩江からどんどん坂を上がると登山口がある。
登山口に至るまでもアキチョウジの群生やヤクシソウの黄色の花などが目に飛び込むので、一箇所で車をとめて撮影。そこではカワラナデシコ、アキチョウジ、フユノハナワラビなどが咲いている。
最後の離合不可能な狭い山道をしばらく上がっていくと、そこがキャンプ場になっていてここに車を駐車。
駐車場ではミゾソバが今を盛りと咲いている。

2001年の春にはヤマツツジが咲いていた登山道の取り付きには今は枯れススキが・・。ところどころにアキノキリンソウ。
しばらくは植林の杉の中を歩く。4合目でツルニンジンを発見。8月末の大川山にいっぱい咲いていたツルニンジンも今はほとんどが実になっていて、一つだけ綺麗に咲き残っていた。
五合目で1時前になったので、休憩にして、買って来たお弁当でお昼にする。山で食べるお弁当ってなんでこんなに美味しいんだろう?なんて話しながら、半分ほど食べるつもりだったのに、いつの間にか全部平らげているのに苦笑してしまった。
歩いていると暑いけど、じっとしていると少し肌寒いという気温。

お腹もいっぱいになったので、出発。ほんの少し登り始めたら、上から下ってくるパーティーに遭遇したので、とまって道を空ける。何だか訳のわからないパーティーで老若男女、様々な人が20人ほどのパーティーだった。これから先は九十九折のちょっとした急登が続く。しかし、今日のYさんは調子がいいようで、私と会話が途切れることなく、急登もなんなく乗り切ってくれた。
やがて尾根に飛び出したところで気持ちのいい雑木林の道となる。ここは今日のハイライトとも言うべき場所で、道の両側にアサマリンドウ、センブリの可憐な花が途切れることなく咲いている。惜しいのはアサマリンドウの開いているのが少ないこと。このリンドウは去年も見たが、木陰に咲いているので花が閉じていることが多いのだ。

最後の登りにくい階段の道を少々あえぎながら登りきると、そこはもうピークだった。ピークにはこれまた綺麗な青色の、しかし全草が毒を持つというトリカブト(シコクブシ)がたくさん咲いていた。

山頂では持参のポットのお湯でホットコーヒー入れて、おやつにケーキを食べた。勿論女性二人なので、話が途切れることもなく楽しいおしゃべりがずっと続く。くだりは休憩を取らず一気に下りきった。天候にも恵まれ、花もたくさん見ることが出来て充実の山歩きだった。

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