藍の花

秋はタデ科の花の季節でもある。タデ科は一体に地味な花なので、見かけてもつい見過ごしがちだが、よく観ると、なかなか味わい深い花だね。

私の庭では、植えたものではアイタデとマルバアイとがある。

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これはようやく咲き始めた アイタデの花。

藍染めの原料になる、藍の花だよ。

藍染めに使うのは、葉っぱで、花が咲く前が葉っぱがいちばんよく繁っているので、これを刈り取って藍染めの原料にする。

Dsc00653 これは去年、藍の葉っぱが大量にできたので、藍染めに挑戦したときの画像。

本格的な藍染めは、スクモといって藍の葉っぱを発酵させたものを使うのだけど、素人の私にはそこまでは無理なので、生葉染めといってアイの葉っぱを水と一緒にミキサーにかけて出来る青い汁で染めてみた。

触媒はオキシドールを使用。

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これが染めあがったシルクのハンカチと手袋。生葉染めだと木綿はうまくは染まらなくて、絹や羊毛といった動物性の繊維はうまく染まるんだよ。

今年はわざわざ種まきをしなかったので、こぼれ種からの株が2,3本と少なくて、藍染めはとても出来そうにない。

藍といえば、徳島が有名で、藍住と言うまちがあるくらいだ。二年前の秋にうだつが上がる町並みで有名な徳島の脇町に行ったんだけど、藍で栄えた豪商の屋敷も復元保存されていて、なかなか楽しい小旅行だった。興味のある方はこちらこちらをご覧下さい。

Dsc01226_1 こちらはマルバアイの花。本藍の葉っぱと違って、葉っぱが丸みを帯びているが、これも確か藍染めに出来ると読んだことがある。

マルバアイのほうは2,3年前にミーコママさんよりいただいた株が、毎年、こぼれ種で咲くんだよ。

他にもシロバナサクラタデやサクラタデなどとても綺麗なたでもあるけど、今年葉まだ画像を撮影してないので、撮影できたらアップするとしようかな。

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