晩秋の大川山散策その8

午後3時を回っているので、そろそろ下り始めることにする。

歩き始めたときにほんの少し降っていた雨は、ありがたいことにいつの間にかやんで、折り畳み傘を使うこともなかった。

山頂付近で先ほど出会ったご夫婦にまた出会う。挨拶したけど、返事は聞けなかった。山登りをされる方ではないようだ。

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キャンプ場近くの車道傍らにドウダンツツジが植え込まれている。ドウダンツツジはこの辺りでは自生のは見たことないので、植え込まれたものだろう。綺麗に紅葉しているがそれでも郡上八幡の民家で見たものにはかなわない。近くで濃ピンクのヤブツバキらしい椿が咲いているが、八重咲きだから、これも植えられたものかな。

Dsc01206_1 少しだけ展望が得られたので、南の方向を撮影してみる。谷合いに集落が見える。これはR438沿いの集落だろうか?向こう側の穏やかな稜線は阿讃山脈の一部だろう。その向こうに徳島の剣山方面が見えるはずだけど、この天候ではそこまでは無理。

Dsc01209_1 登ってきた林道を今度は逆に下る。伐採後のルートは歩きにくいし、今度は違った道も歩きたかったので遊園地からは林道を歩く。ガードレールのすぐ向こうに綿毛のようなものが見える。近づくとやはりボタンヅルの種。さすがにこれは採取はしない。

すぐ横にツルニンジンの実もぶら下がっている。ツルニンジンはこの山域ではほんとに良く見かける。

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伐採地の中を通る林道。

かなり大規模の伐採のようだ。

Dsc01213_2 周囲の木々がなくなって日当たりがいいもので、花がまだ咲いている。これはオトコエシだと思うが、咲き終わったものもあるが、蕾もまだ見える。

Dsc01215 道の法面にはシハイスミレ。満濃で見たのと違って色が白っぽい。アキノキリンソウやツルリンドウの実もちらほら見える。

Dsc01220 これはシコクママコナの咲き残りだけど、8月末からずっと咲いている。ずいぶん花期が長くてびっくりする。

フラッシュのせいでどぎつく写っているけど、ほんとは可愛い花だよ。

Dsc01224 向こうに見えているカーブを曲がると車があるはず。あたりにはまたガスが漂い始めた。

Dsc01227 まあるで一枚一枚の葉が踊りを踊っているようなシロモジの葉。クリックしてご覧下さい。

Dsc01232_1 薄暗い樹林をバックにするとシロモジの黄色い葉っぱだけが浮かび上がる。

15時35分。車まで戻ってきた。

走り始める前にポットのお湯でコーヒーを作って、飲む。晩秋の山をこんなに歩いたのは、再び山に登り始めてからは初めてだろう。学生時代も11月後半からは精々丹沢や奥多摩程度しか歩かなかったと思う。11月初めだと学園祭の時期に秋合宿があって、南アルプスや尾瀬、奥秩父も歩いたが。高山はすでに落葉していたような気がする。これほど晩秋の山がいいものだとは、正直、このときまで思ってなかった。

Dsc01235 もう後はまっすぐ山を下るつもりだったのに、途中二箇所でとまってしまった。

これはリュウノウギクの群生していた近くで見た馬酔木。3月初めに、この山域を歩くと咲いているのを見かけるね。ここは馬酔木もまた多い。

Dsc01237 大佐古集落からどうやら道を一本入り間違えたらしく、来たときの道とは違うようだ。しかし、きちんとした道だから、これはこの集落から下に下る道だろう。

この辺りの紅葉はなかなか渋いね。

Dsc01240 群生して咲いているリュウノウギク。

丈が低くてほんとに可愛い。この花を嫌いだという人はまずいないだろう。

Dsc01239 道の直ぐ傍らにソヨゴの実。

山頂付近にもソヨゴはあったけど、すでに実は落ちていたし、葉っぱももっと小さかった。それだけ、環境が厳しいということだろう。

Dsc01245_1 視界にいきなり黄色い色が飛び込んできた。

イチョウの木が見事に黄葉している。そして、このイチョウの道を隔てた向かいには家が建っている。どうやら山里に下りてきたらしい。

ここからは家もかなり建っていて、人里らしくなり、ほんの5分で、R438に出たのだった。一体どの辺りに出るのかと妙味津々だったのだけど、なんといつも良く通るビレッジ美合というリゾートホテルの真横に出てきたのだった。

そして、不思議なことに、山では雨にはほとんど降られなかったのに、R438は路面がしっかり濡れていた。どうやら下のほうでは一雨降ったようだった。

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