四国では見られない花をたった一度の山行でこんなにも見られたのは、ほんとに幸運だった。7月10日頃という季節は高嶺の花を見るには時期が早すぎるかと思ったが、そそ心配は杞憂に終わり、まさに高山のお花見山行となった。
小仙丈からの下りで見かけたツマトリソウ。剣山でも見たことはあるが、こんな風に岩場で清冽に咲いているのを見たのは初めて。花弁の縁がほんのりピンクに染まり、小さい花だけど、そこはかとない色気を感じる。
ベル型の花も数種類見かけたが、これはこのとき初めて見たイワヒゲ。先輩のOさんが名前を教えてくださった。葉っぱはまるでヒバか何かの葉のようだ。
これもハクサンイチゲばかりのように見えるが、中央付近にイワベンケイが見える。
海抜2500付近からピークにいたるまで、あちこちで可愛い濃ピンクの花を咲かせていたコイワカガミ。茎も濃い赤でそれがまたアクセントになっている。
これも草本ではなく木本のようだと思ったら、ツツジ科らしい。イワウメやコケモモも木本だ。初めて見たミネズオウ。ヤクの色がピンクで愛らしい。