この冬は野山に食べ物が豊富なのか、庭で野鳥を見ることが少ない。
秋に台風が一つしか来なかったので、12月の末になっても柿の木に実が鈴なりになっているのを良く見かけた。うちの庭のピラカンサスやマンリョウ、金柑の実も去年は年が明けてはっと気付いたら、綺麗になくなっていた。それが今年はどれも実をいっぱいつけたまま。
鳥達にとってはひもじい思いをせずに済む、有り難い年なのだろうけど、毎冬、野鳥の訪れを楽しみにしている私はちょっと淋しい思いだ。
それでも、年が明けた頃から、キジバトのつがい、メジロなどを見かけるようになった。
↑画像はピンボケもいいとこだけど、ジョウビタキ♀。畑と路地を隔てて建っているふるい空家の雨どいにとまっている。距離が7mほどあるので、望遠でもこの程度にしか撮れない。
昨日は庭の一隅にあるツクバイに午前中からやってきて、水を飲んだり、近くの金木犀の枝にとまって遊んだりしていた。私が庭に出ると、今度は渋柿の枝にとまって例の特徴的な鳴き方で鳴いている。カタカタという鳴き声は何でも縄張りを宣言しているのだそうだ。
私が畑に向かうと、今度は畑にやってくる。そして私の周囲に5mぐらいの距離を取って、カメラを持って近付くと、また別な方向に飛んではとまる。
3年程前から冬になると、一羽のジョウビタキ♀がやってくる。冬場は植付けのために畑を耕すことが多く、私がクワを持っていると周囲5mほどで待っている。後でこっそり見ていると、耕した後の土から虫を探して食べているようだ。ジョウビタキが一体どのくらいの寿命を持っているのか知らないけど、もしかしたらこのジョウビタキはずっと同じ個体が飛んできているのかなぁ?去年は私が庭仕事をするたびに現れていたから、学習能力があるようだ。クワをもった人間のそばにいれば虫にありつける。なんて思ってるんだよね、きっと。
こちらは去年の冬に撮影したジョウビタキ♀だけど、どことなく似てません?え?鳥ってどれも同じだから見分けがつかない?
気のせいか今年のジョビ君はふっくらしているように見えます。