↑画像は言うまでもないが、シロバナネコノメソウ。ネコノメソウは地味な花が多い中でこのシロバナネコノメだけは花らしい花といえよう。高尾山などに自生するハナネコノメはこのシロバナネコノメソウと良く似ているが葯の色や毛のあるなしが異なるらしい。この皿ヶ嶺ではあちこちで咲いているが群生までにはいたらない。
こちらはコガネネコノメソウ。こちらは今回はほんとによく見た。登山道のわきに随所で咲いていた。光を浴びて輝くような黄色はまさにコガネの名にふさわしい。
コゲネノコノメを接写したもの。一つ一つの花は四角い形をそているが、花の形としてはずいぶん珍しいと思う。
皿ヶ嶺は何度も来ているのに、今回初めて見たワチガイソウ。ナデシコ科、ワチガイソウ属。ワチガイソウは今まで、もっと標高の高い山で5月、6月に見ることが多かったので、こんなに早く咲いていて驚いた。白い小さな花だが、ある程度まとまって咲きあがり、可憐な花だ。葯の暗赤色がアクセントになってとてもいい。
今回は沢沿いと杉の樹林下で見かけた。湿っぽい場所を好むと見える。
ユリワサビの群生を見ることが出来た。まるで雪が積もっているように真っ白な小さな花を咲かせていた。
ユリワサビの接写画像。アブラナ科の花なので、花弁はやはり4枚。白い清楚な花だ。
ヤマエンゴサクも今回は登山口付近でたくさん見かけた。色は淡いブルーと淡い紫色のものがある。こちらはブルーのほう。本州ではもっと濃いブルーの鼻が咲くらしいが、四国では濃いブルーのヤマエンゴサクはまだ見ていない。
花だけ見るとジロボウエンゴサクと見間違えるかも知れない。
登山口近くで咲いていたコミヤマカタバミ。剣山で毎年見かけるのはピンク色を帯びているが、ここのは白い。5合目付近で葉っぱや蕾はずいぶん見かけたが、まだ咲き初めなのか花が開いているものが少なかった。コミヤマカタバミも日が射さないと開いてくれない花だ。
岩の上で苔と一緒に貼り付くように生えているコミヤマカタバミ。この花も私のお気に入りで、これを見ないとやっぱり物足りないように感じる。