皿ヶ嶺、その後、サイコクサバノオ満開

4月末の皿ヶ嶺といえば、いろいろな花が本格的に咲き始めるが、今回楽しみにしていたのは、やはりこのサイコクサバノオ。今までサイゴクサバノオと書いてきたが、図鑑をあらためて見てみるとサイコクサバノオとなっていたので、改めます。

この日は天候も随分良くて雲ひとつない青空。そのおかげで、全開した姿をなかなか見ることの出来ないサイコクサバノオの画像もなんとか撮ることが出来た。勿論、私のコンパクトデジカメと私の腕前です。そこは限度がありますので、ご承知置きください。

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↑画像で紫色のすじが入った、一見花弁に見えるのはガクヘン。本物の花弁は画像で黄色く見えている部分で蜜腺状になっている。その辺の作りはセツブンソウなどと同じようだ。

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今まで何度もこの花を見ているがこんなに綺麗に開いて、黄色い花弁がよく見えたのは初めてだ。皿ヶ嶺ではいたるところで咲いているが、樹林下などは陽射しが充分でないため、この日もこれほどまで開いていたのはこの場所だけだった。下から覗き込んで撮影してみた。

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上からの画像。

ガクヘンの縞状の模様がよくわかると思う。

この模様がサイコクサバノオの最大の特徴で、他のシロカネソウやトウゴクサバノオと違って、花がシックでお洒落に見える理由だろう。

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春の陽射しを浴びて気持ちよさそうに咲いている。Dsc01331

杉の樹林の下ではこんなに群生している。

実物はずいぶん小さくて地味な花で、画像を先にご覧になった人は、実物を見ると、あまりの小ささと地味さに驚かれるかも知れない。

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