フデリンドウは自宅近くの山にたくさん咲くので、それほど珍しくはないが、それでもやはり山道でフデリンドウを見つけると嬉しいものだ。四国の山では登山口近くなどでよく見かける。
一方、樹林の下ではツルミヤマシキミの花が咲いている。この前の皿ヶ嶺ではまだ蕾だったが、ここでは丁度見頃だ。ミヤマシキミとの区別が難しいが、匍匐しているように見えたのでツルミヤマシキミと同定した。
赤い実と花を同時につけている株も見られた。
ヤマシャクヤクはかなりの本数が群生しているが、残念ながら今回も蕾。↑画像の花は蕾が少し割れかかっているのだけどね。
その場で撮影していた方の話では後一週間というところだそう。
ヤマシャクヤクの蕾は今まで何十回と見ているのに、どういうわけか開花した姿を見ていないという運の悪い私。(^^;)
Kさんに教えていただいたトクシマコバイモ。トクシマコバイモというのはつい最近、学会で認められた新種だそうだ。私はまだトサコバイモもホソバナコバイモも見たことがないが、今まで画像だけで見たことのあるトサコバイモやホソバナコバイモに見ているように思えるが、どこかが異なるのだろうね。詳細はこちらで。どちらにしても、アワコバイモだけはここ数年、嫌と言うほど見かけるがそれ以外のコバイモを見たことのない私にはずいぶん貴重なものを見せてもらった。
こちらはどこででも良く見かけるシハイスミレだが、高い山で見るものはひときわ花姿も小さくて可憐だ。
ヤマルリソウはこの時期はどこにいっても嫌と言うほど見ることのできる花だね。
ヤマシャクヤクの群生の直ぐそばではヒメエンゴサクの花が足元にたくさん咲いている。ジロボウエンゴサクに似ているが草丈がわずか5センチほどとはるかに小さい。
一つの茎につく花の数が二輪ぐらいと少なめなのも特徴なのだそう。
私の手持ちの図鑑にはヒメエンゴサクは載ってないが、目で見ると確かにジロボウエンゴサクともヤマエンゴサクとも違うと言うことがわかる。