新緑堪能ドライブ、ウワミズザクラ

Dsc00792_6 昨日は四万十川源流あたりに友人とドライブの予定だったが、メンバーの一人が都合で参加できなくなり、急遽、気ままなドライブと相成った。

行き先も特に決めず、徳島方面とだけ考え、あとは気の向くままに車を走らせた。

県境を越える前に、花好きの友人に私の秘密の花園を見てもらおうと、少しだけ寄り道する。イチリンソウやホウチャクソウは勿論見れたけど、途中でとても良いものが見られた。

白い穂のような花をいっぱいつけた花はウワミズザクラ。何度かネットで見たことがあるので見て直ぐにわかったが、実は「ウワズミザクラ」と間違えて憶えていた。実際、ウワズミザクラで検索してもそこそこヒットするし、この花の画像が出てくるところをみると、同じように間違えて記憶されている方も少なからずいらっしゃるようだ。有名な桜に「薄墨桜」というのがあるので、語呂が良く似たウワズミと間違うのだろうと思う。

それはともかく、このウワミズザクラは花の形は桜とは程遠いがれっきとしたバラ科サクラ属の樹木。実はこのウワミズザクラは比較的近くで2本見たが、ウワミズザクラの咲く近くにフサザクラの木も生えている。フサザクラのほうは以前にも書いたが、サクラとはつくものの、フサザクラ科フサザクラ属で、サクラとは別の木だ。

Dsc00795_1少し引いて撮影してみる。かなり大型でこの木は樹高6mほどはあろうか。車道から1mほど低くなった場所に生えているがそれでも花には精々1mぐらいしか近づけず、接写は出来ない。

Dsc00793_1 検索すると下記のようにあります「 ウワミズザクラは昔から人々の生活と関わりの強い樹木で、古来この材のことを波波迦(ははか)と呼び、材の上面に溝を彫り(和名ウワミズザクラの由来とされます)その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしました(亀甲占い)。ウワミズザクラの材はとても堅く、地方により金剛桜と呼んだり、鉈柄(なたづか)とか呼ばれ、版木、彫刻材、さらに樹皮は俗にいう樺細工に使われました。ウワミズザクラの花の香りが、アンズの種の仁に似た香りがあるところから、新潟では花のつぼみの塩漬けを「杏仁子(杏仁香)」(あんにんご)と名付け食用にしたり、若い果実(緑色の時)を果実酒にしたものを「あんにんご酒」と呼んで珍重します。」

Dsc00796_2 果実はたべられるそうなので、覚えておいて実のなる頃にも来て見たい物だ。

それにしても初夏の樹木の花は何故か白い花が多いね。

コメント(2)