コバノタツナミソウとノビル

今日は雨の中を、届けるものがあって、実家に行ってきた。

雨でなければ、近くの天霧山にでも登ってこようかと言う心積もりだったのが、生憎の雨でさすがの私もこう本降りでは諦めざるを得ない。

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実はこの近くのJRの某無人駅の駅舎裏が私とタツナミソウの最初の出会いの場だった。

今日はなんだか出会いシリーズだね。

出会った時期は野草を見始めて1年ほど経った02年の春だったと思う。まだまだ野草のことが何もわからず、どの花を見ても名前すらわからないことが多かった。だけど、タツナミソウの花はどこかの掲示板で知っていたのだと思う。

しかしタツナミソウは種類が多く、山に咲くものと思っていたのに、海の近くの駅の裏で咲く理由がどうにもわからず、しばらく悩んだ。

今となってわかったのだが、コバノタツナミソウは海の近くで咲くらしく、この近くの黒戸山に秋に登った時もコバノタツナミソウの葉っぱをいっぱい見た。Dsc00667↑画像のタツナミソウを見かけた駅から直線距離で1キロちょっとしか離れていない弥谷寺の本堂にいたる参道脇に咲いていたコバノタツナミソウ。

以前秋に来たときにも狂い咲きをしているのを見かけたことがあり、今回初めて、花の時期にちゃんと見たわけだ。

生憎の雨模様でただでさえ木が鬱蒼と生い茂って昼なお暗い参道は、どうしても撮影しているとフラッシュが勝手に光る。お天気の良いときなら岩肌についたタツナミソウがさぞかし可憐だったことだろう。

Dsc00677 参道を入って直ぐにある俳句茶屋も今日は雨なので半ば戸を閉めているようだ。

Dsc00676_1 ここに山頭火の句でも書かれてないかと、見てみたが、生憎となかったようだ。お天気がよければ、甘酒やコーヒーを飲みながら青葉を愛でるのも一興だろう。

Dsc00665自家近くには何故か昔からノビルが多い。食べられる野草ということは昔から知っていたが、食し方を知らなかった。

Dsc00685 ネットの野草仲間の先輩でいらっしゃるぶちょうほう様のところで、どうやら生味噌をつけて食べるかるか天ぷらにすると美味しいとあったので、早速、洗って根っこのひげ根を取り、生味噌をつけて齧ってみた。

美味しい!!どうやら辛党の私にはぴったりのお味だ。今度はお酒のつまみ用に、もう少したくさんいただいてくるとしよう。

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