5月の山にて、オンツツジ

昨日は生憎と雨模様だったが、ネット友達の画像掲示板でそろそろキンランを見せていただいたもので、去年キンランを見かけた山に行って見ることにした。

先日の徳島の山行きの際も道中でオンツツジを見かけたので、オンツツジもそろそろ咲き始めているかな、とは思っていた。

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去年は尾根道に咲いているオンツツジがすごく見事だったけど、この時期は5合目から下でいっぱい咲いていて、見事だった。

オンツツジはメンツツジに大してオンツツジといわれる様だ。メン=雌、オン=雄のことで、四国では犬のオンといえば雄犬のことを指す。メン鶏、オン鶏などと同じ。(四国には限らないかな?)メンツツジというのはフジツツジのことで小型のフジツツジに対して大型のツツジだからオンツツジとなったらしい。しかし、私はまだメンツツジというのを、きちんと見たことがない。オンツツジの分布は紀伊半島、九州、四国となっており、全国的にはかなり珍しいのかも知れない。

Dsc00343 木立の中で鮮やかに咲いているオンツツジ。これだけ目立つ朱赤はいやでも目に入る。それにこの大きさ。この木で樹高は4mほどはあろうか。尾根に生えているものは樹高6mほどのもあって、頭上はるか高くに咲いていて驚く。

それにしても新緑とのコントラストはことのほか惚れ惚れとする。

Dsc00316_1 色はびっくりするほど鮮やかな朱赤の花や、少しピンクがかったものなどがあるが、私の好みはなんといっても鮮やかなもの。

この株は比較的、樹高が低かったので近づいて撮影してみた。

ミツバツツジやアケボノツツジと違い花が咲くときにはすでに葉が出ていて、この葉の緑もいかにもさわやかな色だ。

Dsc00418 白いガマズミの花もちょうど見ごろで、紅白で揃い踏みというところ。

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